ムダなスペースをお部屋に変える屋根裏リフォームってどんなもの?
住宅のムダなスペースを有効活用するにあたって、屋根裏リフォームが人気を集めています。お部屋を1つ増やすこともできれば、収納スペースとしても活用できるので、空きスペースをムダなく使用するために、屋根裏リフォームをされる方が多いようです。
ですが、本来であればただの屋根裏なので、お部屋として使用するにあたってどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?また、リフォーム費用にはいくらかかるのでしょうか?今回は、そんな屋根裏リフォームについてまとめてみたので、住宅スペースを有効活用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
屋根裏リフォームをするメリットって?
本来であればお部屋としての機能を持たないスペースの屋根裏ですが、リフォームをすることでどのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、屋根裏リフォームをするメリットについて、3つのポイントをまとめてみました。
住宅スペースの有効活用にはさまざまなものがありますが、屋根裏もムダなスペースとなる部分なので、リフォームを考えている方は多いでしょう。そういった方はぜひ3つのメリットを参考にして、目的に合ったリフォームを行ってみてください。
お部屋を1つ増やすことができる
1つ目のメリットは、生活スペースとして活用できる「屋根裏部屋」へとリフォームを行い、お部屋を1つ増やすことです。ちなみに、子供部屋としてリフォームされる方が多いようなので、お子さんをお持ちの家庭にはおすすめといえるでしょう。隠れ家のような空間なので、子供から好まれるお部屋になるそうですよ!
また、子供部屋に使用しない場合は、「収納スペース」として活用される方が多いようです。現在の生活スペースに置いているものを屋根裏に収納することで、主な生活スペースを広々と使用することができるのは大きなメリットになるでしょう。
静かで落ち着いた空間を作ることができる
屋根裏は住宅の最上階になるため、天井から足音が響くことがありません。また、高い位置にあるお部屋になるので、外からの音も気になることがなく、静かな空間を作ることができます。
静かな空間であれば勉強や仕事に集中することができますし、読書のような室内でできる趣味を満喫することも可能です。子供から大人までが活用できる空間を作ることができるので、スペースの有効活用できるリフォームとして人気を集めているのかもしれませんね!
お部屋の増築リフォームに比べて費用が安い
お部屋を増やすとなると、通常であれば増築リフォームを考える方が多いでしょう。ですが、増築の場合は高額な費用が必要になるといわれています。しかし、屋根裏リフォームであれば増築に比べて安い費用で行えるので、お部屋を増やしたい方にはおすすめですし、低予算で考えている方にとってはメリットになるでしょう。
ちなみに、屋根裏リフォームの場合はすでに存在する空間を使って新しくお部屋を作るため、一から作り上げる増築に比べて費用が安いそうです。お部屋の作りにこだわりがないのであれば、一度屋根裏リフォームを検討されてみてはいかがでしょうか?
屋根裏リフォームをするデメリットは?
屋根裏リフォームにはメリットだけでなく、3つのデメリットがあります。良い部分だけを見てリフォームをすると失敗の原因になるので、必ず悪い部分も事前にしておくことが大切です。
ここでは、そんなリフォームをする3つのデメリットについてまとめてみました。人気の屋根裏リフォームを検討されている方はぜひ参考にして、後悔しないリフォームを行ってみてください。
屋根の真下なので熱や湿気がこもりやすい
屋根裏は屋根の真下であり天井が近いということもあり、通常のお部屋に比べて熱や湿気がこもりやすいといわれています。そのため、夏になるとまるでサウナのようなお部屋になるため、快適な生活空間とはいえないかもしれません。
しかし、換気扇を設置すればきちんと換気ができるので、通常のお部屋と同じような室内環境を保つことができます。ただお部屋を作るだけではなく換気ができるリフォームを同時に行うことで、理想的なお部屋を実現することができるでしょう。
ハシゴの出し入れが面倒
屋根裏リフォームをする場合、基本的には上るときに引き出して使用する昇降式のハシゴを設置するケースが多いそうです。しかし、屋根裏に行く度にハシゴを出し入れする必要があるため、面倒に感じるという意見が多くデメリットの1つになっているようです。
ですが、上り下りが楽な固定階段の設置も可能なので、屋根裏への入口付近にスペースがあるのであれば、こちらの階段を採用することでデメリットは解消できるでしょう。
重たいものを収納するのは困難
収納スペースとして活用する場合、重たいものの収納が困難になるといったデメリットがあります。ハシゴであれば当然重たい荷物を持って登ることが難しいですし、固定階段であっても年配の方が利用するには負担がかかるでしょう。
屋根裏リフォームにかかる費用相場はいくら?
屋根裏リフォームを考えたとき、メリットやデメリットを考えるのは当然ですが、やはりリフォーム費用も気になるものですよね?増築に比べて安いとはいっても、実際はどれくらいの費用でリフォームができるのでしょうか?
ここでは、屋根裏リフォームの基本的な費用相場をはじめ、必要な設備を整えるときにかかる費用相場についてもまとめてみました。業者によって費用は異なりますが、目的とするリフォーム内容でいくら必要なのかという目安になるので、ぜひ参考にしてみてください。
基本的な費用相場は約30~120万円
屋根裏リフォームの基本的な費用相場は、約30~120万円といわれています。リフォーム内容ですが、ただの屋根裏から活用できる空間を作り、お部屋・収納スペースのどちらに仕上げるかによって費用が異なります。ちなみに、収納スペースの方が費用は安くなっているようです。
断熱リフォームをするなら約50~80万円
快適な生活空間としてリフォームされる場合、断熱リフォームをされる方もいます。この場合は基本的な費用とは別に約50~80万円が必要になります。費用は高くなりますが、夏でも暑さに悩むことなく生活できるようになるため、お部屋を増やす目的で屋根裏リフォームをされる方にはおすすめでしょう。
換気扇を設置するなら約5~10万円
熱や湿気の換気ができる換気扇の設置には、約5~10万円で行うことができます。断熱リフォームに比べて費用が安いので、低予算で屋根裏の活用を考えている方にはおすすめです。
屋根裏部屋のフローリング設置は約20万円
お部屋としてリフォームするのであれば、床をフローリングにすることが可能です。この場合の費用相場は約20万円ですが、使用する素材によって費用が異なるので、場合によっては安くリフォームすることもできます。
照明の取り付けは約3万円
お部屋はもちろんのこと、収納スペースを作るにしても、照明は必ず必要になるものです。このリフォームは約3万円が相場となっていますが、元々屋根裏にコンセントがある場合は1万円程度で証明の取り付けが可能です。
固定階段の設置は約20~25万円
ハシゴではなく固定階段を設置する場合、費用相場は約20~25万円といわれています。屋根裏までに設置する階段の長さによって費用が異なるので、明確な費用が知りたい方は業者に見積もりを依頼してみてください。
屋根裏リフォームをする際の注意点
ムダな住宅のスペースを有効活用できる屋根裏リフォームですが、現在リフォームを検討している方は以下のような項目に注意が必要です。
屋根裏の作りによってはリフォームができない
法律で定められた規定を満たしていなければNG
屋根裏の空間がお部屋を作るには狭すぎるといった作りになっている場合、リフォームすることができない場合があります。また、屋根裏を活用するためには法律で定められた基準を満たしていることが条件となっています。基準を超えた場合は3階建ての住宅という扱いになり、固定資産税がかかってしまうので注意しましょう。
屋根裏リフォームで新しい空間を作ってみよう!
屋根裏は住宅のムダなスペースとなる部分ですが、リフォームすることでお部屋や収納スペースなどに有効活用することができます。増築よりも安い費用で1部屋増やすことができますし、換気扇の設置や断熱リフォームも同時に行えば、夏でも快適に過ごせる空間を作ることができますよ!子供部屋が必要な家庭や静かで落ち着きのある空間が自宅に欲しいという方は、一度屋根裏リフォーム検討してみてください。