マンションのキッチンリフォームを攻略!最新キッチンの機能とおすすめレイアウト4選!
あなたは今マンション暮らしですか?マンションのキッチンも戸建のキッチンもキッチンは、毎日使う場所だけに、使いやすさに妥協したくないところです。
しかし、マンションは戸建と違って限られたスペースになるため、キッチンの使いやすさや家事動線などに特に配慮しないと、住み心地のよい家にはなりません。キッチン全体で使いやすくするには、キッチンスペース単体で考えるのではなくキッチンの中の動き全体と、キッチンの中にあるモノ全体で考える必要があります。
今回は、マンションと戸建でリフォームにどんな違いが出るかしっかり確認して、自分が優先したい機能を知って、リフォームを成功に導きましょう!
1、キッチンリフォームは使い勝手第一!レイアウトパターン4選!
折角キッチンをリフォームしたのに、使い勝手が悪くなっては意味がありません。一般的にはI型とL型のふたつがありますが、レイアウトによってはある程度の広さが必要になります。
「使い勝手」と「キッチンの広さ」このふたつのポイントを押さえてレイアウトすることが大切です。
使いやすいキッチンレイアウトのポイントとして、まずはキッチンの動線を考慮する必要があります。動線が悪いと使い勝手も悪く、効率的に家事を行うことが出来ないからです。
スタンダードな調理の流れを考えると、冷蔵庫から食材を取り出す→食材を洗う→下準備(切ったり下味をつけたりする)→加熱調理をする→盛り付ける→配膳 という感じになります。
また食事後は食器を下げて、食器を洗い、食器棚に戻すという流れになると思います。つまり、右利きの人の場合は、冷蔵庫・シンク・調理台・コンロを右回りに配置するのが基本となります。左利きの人は左回りに配置するとよいでしょう。
一つの動線の組み立て方として、コンロ、シンク、冷蔵庫の3点を結ぶ三角形の辺の合計が5m以内だと、快適な作業が出来るレイアウトになると言われています。ぜひリフォーム前に確認してみてください。
キッチンリフォーム<代表的なキッチンレイアウト4選>
以下にキッチンリフォームの代表的な4つのキッチンレイアウトとその特徴をまとめました。
あなたの家のレイアウトはとりあえず置いておいて、どの配列なら使いやすそうか、反対にどのレイアウトは嫌か、プロに相談する前にイメージしてみましょう。
①I型キッチン
シンク、コンロなどを1列に配置します。平行移動で使う事になるので、狭いスペースにも向いており、オープン、クローズと幅広く対応出来ます。
②L型キッチン
ワークトップ(天板)をL型に配置します。作業スペースが広く取れ移動も短くてすみます。ただコーナーの使い勝手を考えたものを選ぶことがポイントです。
③アイランド型キッチン
カウンターの一部を壁につけずに独立させたタイプです。広いスペースが必要になりますが、多人数で作業するには向いています。
④ペニンシュラ型キッチン
ワークトップ(天板)の一部を壁につけ他の部分を半島のように壁から突き出させたタイプです。 アイランド型よりも電気配線が簡単にできます。
2、マンションのキッチンリフォームには制限が多い?
実は、キッチンリフォームにおける制限は、戸建てよりマンションのほうが多いのです。その理由を3点にまとめました。
1、キッチンの位置変更の制限
キッチンを交換するだけなら戸建てもマンションもそう変わりませんが、間取りを変えて使い勝手をさらに良くしたい場合はキッチンの位置移動が必要になると思います。一般的にマンションは床下の配管用スペースが浅く、排水用の勾配が取りずらいという理由からキッチンの位置に制限があります。シンクの位置を50㎝なら動かせるけれど3mは動かせない、といった具合です。
https://365renovation.com/others/mansion-renovation/より引用
2、マンションの規約の制限
マンションのキッチン交換ほど大がかりなリフォームの場合は、それぞれのマンション管理組合にリフォームの申請を行う必要があります。
中には、リフォームの前に隣接する部屋の住人から許可を取ることが必須条件として定められているマンションもあったりします。
3、搬入・搬出の制限
戸建てと比べてマンションは荷物の出し入れ(搬入・搬出)のルートが長くなりがちです。また、工事で出た廃材を置いておくところがなく、都度トラックでゴミを回収したり。エレベーターにキッチンパネルやカウンターが入らなくてマンションの最上階まで人力で上げたりすることも。このように搬入・搬出において戸建てよりも手間や人件費がかかるため、高い費用を算出されがちです。
多くのマンションは構造構造上、間仕切り壁を撤去し、新たに別の場所に壁を設けても問題はありません。キッチンの位置を変えられるかどうかは、床下に勾配を確保して排水管を設置できるスペースがあるかどうかによります。床がフリーフロアの場合(フローリングがフカフカしていない構造)には、キッチンの位置が移動できるケースが多いです。
キッチンの位置の変更が可能な場合には、独立型のキッチンをオープンキッチンに変更する、壁付けの対面式のキッチンをアイランドキッチンに変える、窓際にキッチンを移動するといったことも可能です。
この場合は、キッチンの交換工事に伴う費用のほかに、電気配線やガスの配管の工事、大工工事や内装工事に関わる費用も発生し、大がかりなものとなります。
3、キッチンは機能で選びましょう!
キッチンは一昔前と比べて多くのメーカーから様々なラインナップが発表されています。そしてどれもが収納が大きくて使いやすく、汚れにくくて掃除がしやすく、さらに耐久性があります。
以下にシステムキッチンの代表的な機能を挙げますので、今の時点で「このメーカーのこのシリーズがイイ!」と決めてしまうのではなく、「自分が優先したいのはこの機能だ」と
欲しい機能に優先度をつけてプロに相談しながらメーカーを絞り込んでいくことをおススメします。
【シンク】
シンクは耐久性が高くお手入れもしやすいステンレス製のものが一般的に使用されていますが、最近では人造大理石のシンクも増えてきました。
大きさは、コンパクトサイズ、セミジャンボサイズ、ジャンボサイズがあり間口の広さに合わせる事ができます。最近は大きめのサイズのものが人気があるようですが、コンパクトサイズでも大きな鍋も普通に洗えるので、家族の人数や好みにあわせて選べば良いとおもいます。また静粛性の高いものもあります。
【カウンタートップ】
ステンレス製のものや人造大理石製のものがあります。最近ではセラミック製も。オープンタイプやオープン対面タイプの見せるキッチンなら見た目も重要です。
どうしても汚れやすい箇所なので、掃除のしやすさも気になります。ステンレス製のものは耐久性が高くラフな使い方ができるのが特徴です。万が一、傷がついても目立たないようエンボス加工がされているものもあります。
人造大理石製のものは高級感があり、見た目もよく、インテリア性にこだわる方に良いとおもいます。衝撃や薬品に強いのも特徴ですが、こちらはステンレス製の物と比べて価格が高くなります。
マンションの場合はエレベーターに乗るかどうかも重要です。エレベーターに乗らなければ搬入のために階段で運ぶか、大型ピアノのようにクレーンを使って外から運ぶ必要があり、その分の費用が必要です。
【収納キャビネット】
従来のキッチンとシステムキッチンで大きく違うのが収納方法だと言えます。手入れや使い勝手を考えた様々な収納パーツを選ぶことが出来ます。背が高くない方でも物の出し入れがしやすいような工夫があったり、まさかの地震の際にも物が落ちないような工夫もされています。最近では開き戸タイプよりは引出しのスライドキャビネットが人気です。
このほかにもいろいろな収納パーツがあり、メーカーやシリーズによって違いがあります。毎日使うキッチンだからこそ、収納のしやすさは一番気になる部分です。ショールームなどで実際に触れてみて選ぶのが良いでしょう。
【水栓】
最近のシステムキッチンの水栓はつまみを上げることで湯水を出したり左右にまわして湯温の調整のできる「シングルレバー混合水栓」が主流です。
水栓のヘッド部を引き伸ばして使えるシャワーヘッドや、浄水器が一体になったもの、レバーを操作しなくてもセンサーがついていて水の出し切りができ、節水効果のあるものもあります。
【ガスコンロ】
ガス式は昔から普及している為リフォームにかかるコストを押さえることが出来ます。掃除の面で、IHヒーターと比べられることもありますが、ガラストップコンロなら掃除は楽になります。また炎を直に確認できるので火力の調整もしやすいのが魅力です。天ぷら油や空焚きによる火災を起きにくくするよう、温度、空焚きセンサーのついたものも普及していますが、やはり使用時は注意が必要です。
【IHクッキングヒーター】
IHについては昔よりも性能がよくなり、ガス式に負けない火力があります。またパネルが平らな為にガス式と比べて掃除のしやすさが魅力です。しかし、専用の電源をひく必要がありリフォームする場合値段が高めになります。また燃費もガスと比べて高めになります。
【レンジフード】
現在換気扇とフードが一体になったものが主流でフードには主に深型と平型があります。深型の方が比較的安価で吸込みもこちらの方が強い場合が多いです。しかし、コンロの上部とフードの下部の間隔を消防の指導により一定間隔の距離を取るため、天井高が低い場合や梁がある場合は平型を取り付ける必要があることも。またレンジフードをつける際に給気口も考えて計画する必要があります。
【食器洗い乾燥機】
食器の洗浄から乾燥までを自動で行います。システムキッチンに組み込むタイプ(ビルトイン)と家電量販店 などで購入してきてあとから接続するタイプのものがあります。家事の負担を減らしてくれるので、最近人気が上がってきています。あとから接続するものだと設置スペースや給排水工事が必要になり、ワークトップがその分狭くなるので、キッチンをリフォームするのなら思い切って一緒に取り付けたほうが良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?マンションのキッチンのリフォームは、自由度は高いものの制約もあります。ポイントをおさえ、リフォームで素敵な使い勝手の良いキッチンを手に入れてください。
スムーズにリフォームを進めるためには、マンションのリフォームを数多く手がけたリフォームのプロへ相談することをおススメします!
マンションのキッチンリフォームに関するよくある質問
- キッチンの代表的なレイアウトとは?
- I型・L型・アイランド型・ペニンシュラ型の4つが代表的なキッチンレイアウトです。
- マンションのキッチンリフォームには制限がありますか?
- 戸建のキッチンリフォームに比べマンションの方が制限はあります。
- キッチンのおすすめの機能はありますか?
- 家事の時短を図るなら、食器洗乾燥機や自動洗浄のレンジフードがおすすめです。