外壁のリフォームはするべき?メリットや種類・費用をご紹介!
「外壁」は家の一番外側にあり常に日光や雨、風などのダメージを受けていますので、定期的にメンテナンスをしてあげる必要があります。
「外壁のリフォームを考えているけれど、どうしたらいいかよくわからない」という方に向けて、今回は外壁リフォームのメリットや種類・費用をわかりやすく解説いたします!
1.外壁リフォームのメリットは?
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1-1、「見た目」がよくなることで資産価値が上がる
外壁は一番人目につきますので、少し手を入れるだけで「あの家リフォームしてきれいになっている!」と気づかれます。外壁のリフォームはただ単に見た目がよくなるだけではなく、「家の資産価値を上げる」ことができるのです。
将来的に家を売却する考えがある場合も、外壁はリフォームしたほうがいいです。中古物件として売り出された家を購入する方も、「なるべくきれいで手入れの不要な家がいい」という考えを持っている方が多いです。外壁のリフォームをしておけば、今以上に家が高く売れる可能性だってあるのです。
1-2外壁は家の「保護」
外壁は「見た目だけ」と思われがちですが、実は家の「保護」の役割があります。雨や風、湿度や地震などの災害から家を守っているので、知らない間にダメージを受けています。
例えば外壁をよくみると「ひび割れ(クラック)があった」という場合、その隙間からはじわじわと雨や湿気が入り込んでしまいます。その結果、家の構造を劣化させて耐久性が落ちたり、白アリの被害を受けたりすることがあります。
小さいひび割れなら「まだ目立たないから放置しておこう」と思いがちですが、放っておけば大幅な外壁のリフォームが必要になってしまうのです。
2外壁リフォームのタイミングは?
2-1外壁を塗装したのは何年前ですか?
外壁は雨や風から家を守り続けていますから、年数が経てばどんなに質のいい外壁であっても劣化してくるものです。最後に外壁をリフォームしてから「10年」以上経過していたり、新築で建ててから「20年」近く経過したりしていればそろそろ外壁のリフォーム時期と言えます。
2-2要チェック!外壁にこんな症状が出たらリフォームのタイミング
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「うちの外壁のリフォーム時期かわからない」と思ったら、まずは外壁を手で触ってみてください。手に外壁の粉が付いたらリフォームのタイミングです。
外壁の初期の劣化症状としてよくあるのが、「チョーキング」という現象です。粉の正体は塗料の「顔料」で、紫外線や湿気による外壁の劣化が始まっています。
数年以内に地震災害が起こっていれば、外壁がひび割れていることもあるのでリフォームが必要です。さらに外壁の劣化が進むと、ひび割れが大きくなったり塗膜がはがれたり、白い液体がしみだしてきたりします。
3外壁リフォームの種類と費用の相場
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3-1 重ね張り(カバー工法)
・費用の相場:150万円~(建物が30坪の場合)
・工事期間:約2週間(天候による)
外壁のリフォームで人気が高いのが「カバー工法」です。現状の外壁の上から「サイディング」と言われる外壁材を張り付けていきます。サイディングは重厚感のある「窯業系サイディング」やスタイリッシュな「金属系サイディング」など種類も豊富にあります。
メリットとしては、外壁の上から張り付けるので劣化が進んだ外壁のリフォームでも対応できて「新築の雰囲気」を取り戻せる点や、今施工されている外壁の撤去費用がかからないので「コストを抑えやすい」点があります。
デメリットとしては、外壁を新たに張り付けるので建物に負担がかかる点と、比較的に難しい技術なので経験のある職人さんに施工してもらう必要がある点が挙げられます。
3-2 張り替え
費用の相場:200万円~(建物が30坪の場合)
・工事期間:約2週間~3週間(天候による)
既存の外壁をはがして、新たに外壁を取り付けるリフォーム方法です。カバー工法と同じく大規模な外壁のリフォームとなるので、外壁が一新されます。現在の外壁を撤去するため、古い外壁の撤去費用や下地費用など細かい費用が発生します。
メリットとしては、古い外壁を撤去するので建物の負担が軽くなり、重量がある外壁材も施工しやすい点、壁の内側部分の劣化も補修して家を長持ちさせられる点が挙げられます。
デメリットとしては、やはり費用が高くなる点が挙げられます。大規模な外壁リフォームになるので、工期も長くなります。
3-3塗り替え
・費用の相場:75万円~(建物が30坪の場合)
・工事期間:約10日~20日(天候による)
外壁材を使わず、塗装をやり直すタイプの外壁リフォーム方法です。塗料の色を変えれば一気に家の雰囲気も変わりますし、見た目以外にも家の劣化を防ぐ働きがあります。塗料にも種類があり、安価な「アクリル塗装」や耐久性に優れた「フッ素塗装」、汚れが付きにくい「光触媒塗装」などがあります。
メリットとしては、外壁材を使わないのでその分費用が抑えられる点です。工期も短く、身体的にも金銭的にも負担が軽い外壁リフォームの方法です。
デメリットとしては、外壁の劣化が深刻な場合は対応できない点が挙げられます。また、業者によってはもっとも手抜きされやすいリフォーム方法なので、信頼できる業者選びが大事です。また、すでに3回以上塗り替えをしていたら別のリフォーム方法を検討しましょう。塗膜がはがれやすく、不具合が出てくる可能性があります。
3-4外壁のリフォーム費用を抑えるには「こまめなお手入れ」がカギ!
住んでいる人にとって「外壁の劣化」は意識されないことも多く、気づいた時には深刻なダメージを受けていることがあります。外壁の劣化が大きければ、大規模で高額なリフォームが必要になります。
とはいってもDIYで外壁をリフォームすることは危険ですので、車と同じように「日ごろのお手入れ」が大事です。外壁の汚れを水洗いしたり、湿気の多い場所ならコケなどを手洗いしてあげたりすることで小さな変化に気づけるものです。
「あれ、外壁が劣化しているな」と思ったら、早めに専門業者に見てもらうこともおすすめです。病気と同じで、早期発見すればリフォーム費用も安く抑えられることがあります。
4正しい業者の選び方
4-1、「安さ」だけでリフォーム業者を選んではいけない
訪問業者などのチラシを見ると相場より安い金額に設定されていることもありますが、注意が必要です。相場より安い費用で利益を上げるために、技術のない職人さんが担当していたり、ひどいところだと塗料を薄めたりとあくどい業者がいるのも事実です。
技術力が高いのはもちろんですが、費用が多少上がったとしても「アフターサービス」が充実している業者を選ぶべきです。保証期間が長ければ、結果的に費用が安くなることだってあります。
また、相談からリフォーム完了まで同じ担当者がついてしっかりコミュニケーションをとってくれたり、不具合が起きた時にすぐ来てくれたりする業者なら安心してお任せできるでしょう。
4-2、「リフォーム事例」で業者の技術を確認する
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外壁のリフォームは素人ができるものではなく、専門の技術と知識を持った業者さんにお願いすることになります。いくら業者さんが「技術には自信があります!」といっても、大金がかかっていますから言葉だけを信じることはなかなか難しいですよね。
そんな時、「施工事例」があればその業者さんの実績を確認することができます。技術に自信がある業者さんなら施工事例をインターネットで公開していますから、ぜひ参考になさってみてください。自分の理想に近い事例が見つかれば、業者さんともイメージを共有しやすくなりますよ。
外壁のリフォームはメリットだらけ!困ったらまずは専門家に相談する
外壁は家のいちばん外側にある「顔」のようなものですから、リフォームしてあげるとみちがえるようにきれいになります。素材や種類も豊富なので、家の防御力を上げながら今までの外観をがらっと変えて楽しむこともできますよ!
自分の家の外壁にはどんなリフォーム方法が合っているかわからないときは、一人で悩まず専門家に見てもらうことをおすすめします。こまめなリフォームで、素敵な家を長持ちさせてくださいね!