白河エリア・リフォームアドバイザーの旅②-4

こんにちは、ONOYAリフォームショールーム白河店の佐藤紗耶です。

前回Blog、「新潟県・佐渡ヶ島への旅」お話の続きです。

佐渡島４エリアのうち、歴史ある町並みがうかがえる宿根木。
江戸時代後期から明治にかけて、廻船業で栄えた宿根木の町並みは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
船主、船員、船大工が多く住んだ宿根木は船板などを利用した縦張りの外観が特徴的で、江戸時代から使われた細い石畳の小路に情緒を感じます。

今も住んでいる方や、建物内を公開してくれている方もいます。
地元の方が、当時の家屋のつくり方について教えてくれました。
敷地が狭く限られている中で、何とかお家を大きくしたくて壁も屋根も湾曲させて境界線まで建物を建てていたそうです。
今の建築基準法ではありえない建ぺい率ですが、これがまた当時の風情を感じる要素の一つになっていました。
また、屋根は石をたくさん置いて押さえられており、当時はそれが一番安価だったそうです。今は国から歴史的建造物保存の補助金の為に石屋根にした建物が多く、屋根裏からねじ止めして石を固定している造りのようです。

いろいろ聞いてみると、さらに奥が深いですね。
土地柄、時代背景によって、建物の特徴が大きく変わる事を改めて感じました。