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建て替えと全面リフォーム、お得なのはどちら?!

 

家の経年変化が進んでくると、建て替えや全面リフォームを考えるようになるかもしれません。両方にメリットとデメリットがあり、結果的にお得になるのは一体どちらなの?と悩む方もいらっしゃるでしょう。

「全面リフォームを選ぶくらいなら、建て替えてしまう方がいいのかな?」「全面とはいえ、リフォームの方がきっと建て替えを選ぶよりお得になるのでは?」など、いろいろと思い悩んでいる方も少なくないかもしれません。

そこで今回は、建て替えと全面リフォームにかかる費用とメリット・デメリットについて徹底的に比べていこうと思います。ご自宅の改修についてお考えの方は、ぜひご一読ください!

 

全面リフォームについて知ろう

 

全面リフォームとは、今ある家の活かせる部分はそのまま活かしながら、家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、より快適に過ごせる住まいへと全体的に作り変える工事のことを言います。空間をより自分好みのテイストにしたり、内外装や間取りなどを変更したりすることなども含んでおり、自分たちのライフスタイルに合わせてアレンジができることから、徐々に人気が高まってきています。

 

建て替えについて知ろう

 

建て替えとは、今ある家をすべて取り壊し、新しく家を建てる工事のことを言います。基礎部分となる土台から作り直すことが一般的で、仮に地盤に少し不安があった家の場合、建て替えることによってその不安を解消できることがあります。ただし、ハウスメーカーによって強度にバラつきが出るので、優秀なハウスメーカーを見極めることが大切になります。

 

全面リフォームのメリットとデメリットについて

リフォームと建て替えの違いをおわかりいただけたと思いますが、違いを知っただけではどちらにすればいいのか決めることは難しいかもしれません。続いて、それぞれのメリットとデメリットについてをご説明します。まずは全面リフォームのメリットとデメリットから確認していきましょう。

 

メリット⑴:新築以上の高性能住宅にすることが可能

 

最先端技術や最新の商品を使用することで、全面リフォームで新築以上の性能を持つ家に変えることが可能です。

全面リフォームはアレンジが難しいのではないかと思われがちですが、間取り変更はもちろん、内外装を一新することもできます。特に全面リフォームは、新築と同様、あるいは新築以上の機能やデザイン性のある家にすることができます。

 

メリット⑵:大切な思い出を残すことができる

 

全面リフォームの場合でも、例えばもとの家にある大切な思い出の柱など、家族の思い入れがある部分だけを残すことが可能です。

建て替えとなるとすべてを取り壊してしまうため、お気に入りの部分であったり、思い入れがあったりする部分も関係なくすべて解体されることになります。それに対し全面リフォームの場合は、新しい家に今までの家族の思い出を引き継ぐことができるのです。

 

メリット⑶:工期が短い

 

全面リフォームの場合、比較的工期が短いことが特徴です。

例えば35坪のリフォームのスケジュールだと、打ち合わせからご契約に約1~2ヶ月、ご契約から工事着工が約1~2ヶ月、工事着工から住み始めが約3~4ヶ月ほどです。

 

メリット⑷:住みながら工事もしくは仮住まい、どちらも選択可能

 

全面リフォームの場合、住みながらでも工事を進めることができるので、面倒な仮住まいの手続きなどは不要です。ただし全面リフォームでは、住みながら工事をする場合、ご家族にとってかえってストレスになる場合もあるため、仮住まいを選択したほうがよいケースもあります。

 

デメリット⑴:基礎の強度が少々劣る可能性も

 

全面リフォームの場合、基礎部分の土台は既存のものをそのまま活かします。そのため、土台から建て替える場合よりも少々強度が劣ってしまう可能性もあります。ただし、基礎に不安が残る建物の場合は「基礎補強」を行うこともできるので、そこまで深刻なデメリットとはなりません。

 

デメリット⑵:大規模な変更は困難なケースも

 

全面リフォームとはいえ、基本的には柱などの既存の構造を活かすので、大規模な変更は困難なケースもあります。

構造上、その建物にとって大事な柱は抜くことができないため、ちょうど間取り変更を考えていた部分にその部分が重なってしまう場合は、必ずしも希望通りにならないかもしれません。しかし、高い技術を持つリフォーム業者に依頼すれば、抜ける柱・抜けない柱をしっかりと見極めて、耐久性を確保しつつ構造に変化を取り入れることが可能です。

 

建て替えのメリットとデメリットについて

ここまで全面リフォームのメリットとデメリットについてのご説明をしてきました。ここからは、建て替えのメリットとデメリットについてご紹介していきます。両方のメリットとデメリットを確認して、どちらを選べばいいか決定するためのヒントにしてみてください。

 

メリット⑴:地盤の補強から工事ができる

 

いくら建物自体の耐震性が優れていたとしても、地盤が強くなければ家が傾いてしまうこともあり、安心して暮らし続けることはできません。その点、建て替えは基礎部分の土台を作り直すため、地盤の強度からしっかりと改良していくことができます。

 

メリット⑵:鉄骨造なら自由度が上がる

 

強度のある鉄骨造への建て替えをするのであれば、大空間を作ることも可能になります。例えば、リビングに大きな吹き抜けを取り入れるなど、解放感のある家にすることができます。しかし、その分費用はかかってくるのでバランスを考えていくことが大切になります。

 

メリット⑶:高性能な家に変わる

 

すべてを取り壊してゼロから建て替えるので、当然、高性能な家になります。ただし、費用を抑えようとして必要な部分に十分なお金をかけることができなかったり、依頼したハウスメーカーが良くなかったりした場合は、性能面が大きく左右されてしまうことがあるので気をつけましょう。

 

デメリット⑴:愛着のある家を壊すことに対する寂しさ

 

繰り返しになりますが、建て替えは家の全面取り壊しをします。一部分だけを残すといったこともできません。もとの家に愛着がある方、少しだけでももとの家の要素を残しておきたいと考える方には、すべて取り壊しての建て替えは寂しい思いをすることが考えられます。

 

デメリット⑵:工期が長い

 

建て替えの場合、どうしても工期は長くなってしまいます。例えば35坪の建て替えの場合、打ち合わせからご契約まで約2~3ヶ月、ご契約から工事着工まで約3~4ヶ月、工事着工から住み始めが約4~6ヶ月となります。新しい家は楽しみだけど、家が完成するまで時間がかかることに対するジレンマやストレスなどを感じることもあるかもしれません。

 

デメリット⑶:仮住まいや引っ越しが必須になる

 

建て替えの場合は、もちろん工事期間中はその家に住むことはできません。必ず仮住まいが必要になります。そのための引っ越しもしなければならず、費用が余計に必要になります。また、仮住まい先を探す手間や手続きなど、労力やストレスがかかることは覚悟しておく必要があります。

 

建て替えと全面リフォーム、どちらがお得になるか費用を比べてみよう

 

全面リフォームでも建て替えでも、どうしてもデメリットは存在します。メリットとデメリットだけではまだ決めることができないと感じた方は、費用を比べてみましょう。

 

全面リフォームにかかる費用について

例えば【水まわり4点交換+LDK(10坪)】を丸々リフォームする場合、相場はおよそ700万円になります。

【水まわり4点交換+LDK(10坪)】の内容とは具体的に、

・システムバス交換

・キッチン交換

・洗面化粧台交換

・トイレ交換

・LDK内装、大工工事

となり、それに伴う解体・処分・設置・水道設置・電気工事などもこの700万円に含まれています。LDKの広さが8坪など少し狭くなると、その分費用も少なくなり、約500万円が相場です。

ちなみに【水まわり4点交換】のみだと、約200万円で行うことが可能。また、フローリングの重ね張り・壁や天井のクロス張替え工事に伴う材料および工事を行う【内装リフレッシュ工事】も、約200万円が相場です。

【外壁張替+屋根葺き替え】といった、【水まわり4点交換+LDK(10坪)】の次に大規模なリフォームでも、約500万円。

【水まわり4点交換+LDK(10坪)】と【外壁張替+屋根葺き替え】を併せて行い、文字通り全面リフォームをしたとしても、合計は約1,200万円ということになります。

ちなみに、その他の部分リフォームの費用相場は、以下の通りです。

・キッチン交換+LDKリフレッシュ(キッチン交換に伴う解体・処分・設置・水道設置・電気・LDK内装・大工工事)… 約150万円

・タイル→システムバスへ変更(システムバス交換に伴う解体・処分・水道設置・間仕切壁補修工事)… 約150万円

・屋根・壁などの外部塗装(養生・高圧洗浄・下地処理・下塗り・上塗り・補修工事)… 約150万円

・キッチン交換(キッチン交換に伴う解体・処分・設置・水道設置・電気工事)… 約70万円

・トイレ交換+内装リフレッシュ(便器交換に伴う処分・水道設置・内装工事) ・洗面台交換+脱衣室内装リフレッシュ(洗面化粧台交換・洗濯排水栓交換に伴う処分・水道設置・内装工事) ・玄関ドア交換(既存ドアの撤去に伴う処分・リノベーション玄関ドアの設置)… 約30万円

リフォームは、増築などをしない限り、都道府県や市などに書類を提出して建築確認をする必要がないので、建築確認申請費用はかかりません。さらに、面積が増えなければ基本的に固定資産税が変わることはありません。工事によっては一定期間減税を受けることもできるので、お得にリフォームの工事ができるのです。

 

建て替えに必要な費用について

 

依頼するハウスメーカーにもよりますが、すべてを解体することになるため、一般的な住宅(35坪)の建て替えでもおよそ2,700万円くらいはかかるでしょう。建て替え時に使用する設備や材料によっては、さらに費用がかかってくる場合もあります。

また、広さによっても費用は変わります。例えば40坪の住宅を建て替える場合は、2,800万円~を想定しておくといいでしょう。さらに、建て替え自体の費用のほかにも諸経費が多くかかってきます。

建築確認申請費用は30万円~40万円、仮住まいの費用は4人家族で6ヶ月の場合70万円~80万円、引っ越し費用に30万円~40万円かかるため、これらを大きな負担だと感じる方も多いかもしれません。

 

全面リフォームが向いている方は?

今回の記事をまとめていきましょう。建て替えよりも全面リフォームが向いている方は、

・我が家に愛着を持っていて、思い入れがある部分を残しておきたい方

・基礎部分など、建物に深刻な問題があまりない方

・仮住まいや建築確認申請などの手間を省きたい方

・できるだけ費用を抑えて自宅を改修したい方

と言えるでしょう。

全面リフォームの魅力は、やはり費用を抑えながらでも新築のような家に住めることです。予算が決まっている方でも、自宅を素敵にリニューアルすることが可能です。

 

建て替えが向いている方は?

 

全面リフォームよりも建て替えが向いている方は、

・地盤に不安があり、根本的な対策が必要な方

・建物の構造耐力上、大幅な対策が必要な方

・予算に制限がない方

と言えるでしょう。

全面リフォームと建て替えでは、建て替えのほうが費用がかかることは明らかです。それでも、建物や地盤に問題を抱えている方、もしくは柱などを気にせずに間取りをはじめ、すべてを新しく替えたいという方には、建て替えをおすすめします。

 

まとめ~費用を抑えて自宅を一新するなら全面リフォームがおすすめ!

 

今回の記事では、全面リフォームと建て替えを徹底的に比べてきました。

どちらが向いているかどうかは、家に対する考え方や、そもそもの建物自体の問題でも変わってきます。ただ、建物に深刻な問題がなく、なるべく費用を抑えて真新しい家に住みたいとご要望の方は、全面リフォームをおすすめしたいと思います。もとの家の思い出部分は残しておきたい、様々な手続きが面倒だと感じてしまう、なんといっても費用を抑えたいとお考えの方は、建て替えではなく全面リフォームを検討してみましょう。

家は一生ものです。

まずは専門の全面リフォーム業者にしっかり相談し、納得のいく形でご自宅を新しく生まれ変わらせてみませんか。

全面リフォームを専門的に請け負う【オノヤ】は、古くなったものを新しいものに替えるだけでは、本当の理想とする生活は手に入らないという考えのもと、将来的なメンテナンスのコストを考えた水まわり設備や、心地良さを演出するデザイン、ストレスのない動線づくりなど、お客様の生活をより豊かにする全面リフォームを指針とし、数多くの工事を手掛けてまいりました。

全面リフォームのメリットや費用に関する詳しい資料もご用意しております。まずはお気軽にご相談ください。

※リフォームの費用は施工する地域によって異なります。本記事で紹介した金額はあくまでも目安としてお考え下さい。

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