室内ドアは引き戸?開き戸?それぞれのメリット・デメリットをご紹介!

一口にドアといっても数えきれないほどの商品があります。「とりあえずリフォームする!」ということは決めたものの、引き戸にするのか開き戸にするのかも決まっていないという方だって多いはず。そこで今回は引き戸と開き戸、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。

 

引き戸について

実は引き戸といってもかなりの種類があります。どのタイプの引き戸を選ぶかで使い勝手は変わってきますので、まずはどのような種類があるのか押さえておきましょう。

 

引き戸の種類

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片引き戸

1枚の扉を左右どちらかにだけスライドできるタイプの引き戸を片引き戸といいます。片引戸には控え壁が必要ですので、場所によっては片引き戸にできない可能性があります。

 

引違い戸

押入れのふすまをイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。状況によって左右どちらの戸をスライドするか選べます。

 

戸袋引込み

戸を壁の中に収納できるタイプです。開ききったときに見た目がスッキリするのがメリットですが、戸袋の中を掃除しにくいというデメリットがあります。

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他にも上の図のように片引き戸の枚数が2枚になったものや、引違い戸が3枚になったタイプなど、バリエーションが豊富であるのも引き戸の特徴です。

 

引き戸のメリット・デメリット

メリット

開き戸の場合は開けたら閉めるのが基本です。しかし引き戸の場合はただ空間を仕切るだけでなく、開けっ放しにしておく、少しだけ開いておくといった柔軟な使い方が可能になります。誰かに入ってほしくない、個室として使いたいという場合は完全に閉める。換気をしたい場合は開けっ放しにしておく。これ以外にも、仕切っておきたいけど少しだけ開いておきたい、という使い方も引き戸ならでは。

また引き戸は扉を隠すことができるため、開き戸に比べて開放感を演出しやすくなります。特に2枚以上の引き戸をリビングと隣の和室などで仕切っている場合、戸を開け放てばかなりの開放感があるはず。私たちが家の広さを感じる要因はどれだけ視線が通るかにかかっています。この例のように引き戸を上手に使うことができれば開き戸では実現できない広さを感じることができるでしょう。さらに空間を広く見せるために、ドアの高さが天井まであるタイプ(ハイドア)を使うのもおすすめです。

他にも引き戸には開いた戸が邪魔にならないというメリットがあります。ドアを開くときに邪魔になるから家具が置けない……。あなたも一度くらいはこんな経験があるのではないでしょうか。引き戸であればこのような問題は起きません。

車椅子の方が開くときや荷物を搬入するときにドアが邪魔になりにくいというのもメリットの1つ。蝶番の隙間に指を挟めることもなくなるため小さな子どものいる家庭にも安心です。

 

デメリット

引き戸は戸を引き込むスペースが必要になりますので、設置できる場所が限られてしまいます。戸袋引込みタイプでも、壁の中は戸を収納するスペースになりますから電気のスイッチやコンセントを設置することができません。ネジや釘を打ち込むこともできないことも覚えておきましょう。

 

開き戸について

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引き戸ほどではありませんが開き戸にもいくつか種類はあります。まずはどのような種類があるのか見ていきましょう。

 

開き戸の種類

片開き戸

最も一般的なタイプのドアです。どの家にもある、といっても言い過ぎではないでしょう。開き戸といえば基本的には片開き戸のことを指します。

 

両開き戸

観音開きと呼ばれることもあるのがこのタイプ。主に収納スペースに使われている扉ですが、狭い廊下で開き戸を取り付けたいという場合に採用されることもあります。

 

開き戸のメリット・デメリット

メリット

基本的に開き戸は引き戸よりも気密性が高くなります。そのため楽器を練習する方の部屋など、音漏れが気になる場合に採用されることが多いです。また気密性が高いということは暑さや寒さ対策にもなります。例えば冬の寒い時期、寒い玄関と暖房をつけているリビングを仕切るドアが開き戸か引き戸かでは大きな違いが出てきます。

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他にはペットドアをつけられるというメリットが挙げられます。引き戸にペットドアをつけると危険であることは容易に想像できますよね。ペットの出入りと人間の出入りのタイミングが重なってしまうとペットがドアに挟まれてしまいます。

販売されているドアの種類は引き戸よりも開き戸の方が多いため、デザインの観点から開き戸を選ぶ方も多いようです。開き戸はほとんどの場所に設置することができるため、気楽に選べるのは開き戸といっていいかもしれません。

 

デメリット

人が頻繁に通る場所では開き戸は向きません。なぜなら開き戸を押し開けたとき、裏側に人がいるかもしれないから。あなたも一度くらいはこんな経験でヒヤッとしたことがあるのではないでしょうか。特に通路に面したトイレのドア、リビングの出入り口部分にあたるドアを開き戸にすると危険度はさらに高まります。

絶対に避けたいのは階段近くの開き戸。ぶつかって転ぶくらいならまだしも、階段の上から転げ落ちるとほぼ間違いなく大怪我をします。最悪の場合、命にかかわることもあるので、本当に開き戸を設置しても良い場所かどうか慎重に考えましょう。

 

折れ戸というタイプのドアも

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これまで説明したドア以外に折れ戸というタイプのドアもあります。主にクローゼットなど収納スペースに使われる折れ戸ですが、扉が邪魔になりにくい、レールがついていて開けやすいといったメリットがあることからその他の場所でも使われることがあります。あまりドアのためのスペースが確保できないときのために、折れ戸という選択があることも頭の片隅に置いておきましょう。

 

ドアをリフォームするときの費用・工期は?

リフォームをするとき、なんといっても気になるのが費用。どんなに良いリフォームでも予算をオーバーするようであれば諦めるしかありません。

結論からいうとドアをリフォームする際にかかる費用はおよそ5万円~20万円ほど。費用はどのようなドアを購入するかによって上下します。特にこだわりがなければ10万円以下で抑えることも可能ですし、防音性・密閉性の高いものなど機能的に優れたものを選べば20万円以上することもあります。工期はそれほどかからず、1日か遅くても2日くらいと見込んでおくと良いでしょう。

できるだけ費用を抑えるためには何のためにリフォームを行うのかを明確にしておくことが重要です。単純にボロボロになったドアを取り替えたいだけなのか、バリアフリーを実現したいのか、気密性を上げたいのかなど……。いざリフォームの準備を始めると「あのドアも良さそう、このドアも良さそう」となり、次から次へと費用が膨らんでしまいます。その結果予算をオーバーしてしまった、なんてことも。このような事態を避けるためにもリフォームの軸をブラさないことが重要です。

 

満足できるリフォームを実現するために

費用も時間もかけて行うリフォームですから、当然満足のいくものにしたいですよね。リフォームをする際はリフォーム業者に依頼する場合がほとんどですが、何の準備もなく話を進めていくと「こんなはずではなかった」というリフォームになってしまうかもしれません。

満足いくリフォームにするためには事前の勉強が大事。このサイトではドア以外にもリフォーム一般に関するさまざまな情報を揃えています。よろしければ他の記事もご覧になっていってください。



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