ツーバイフォー工法ってなに?リフォームの費用相場やメリット・デメリット

北米で生まれた建築工法を使ったツーバイフォー工法は、2×4工法とも呼ばれています。リフォームを検討している方であれば一度は耳にしたことのある建築工法ですが、あまり聞き慣れないものなので、あまり知られていないことが現状です。

また、ツーバイフォー工法を知っている方でも、中には「リフォーム費用っていくらなの?」「どんなメリットやデメリットがあるの?」と疑問に思う方は多いでしょう。そこで、今回はツーバイフォー工法やリフォームにかかる費用相場、メリット・デメリットについてまとめてみました。

 

ツーバイフォーってどんな建築工法なの?

ツーバイフォー

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ツーバイフォー工法は、北米で生まれた木造建築に使われる枠組壁工法の1つです。また、使用する木材のサイズが2インチ×4インチなので、「ツーバイフォー」と呼ばれています。ツーバイフォー工法は、天井・壁・床などに使用され、建物を面で支えるのが特徴。そのため、柱を使うことなく、室内に広い空間を作ることができます。

施工方法も簡単なので、短い施工期間でリフォームができます。昔はツーバイフォー工法の知識を持った業者が少なかったため、部分的なリフォームはできても、大掛かりなリフォームができませんでした。しかし、最近では多くの業者がツーバイフォーの知識を持っているため、ツーバイフォー住宅のリフォームを行っています。

 

ツーバイフォー住宅でもリフォームはできる

ツーバイフォー

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過去にリフォームをされた方の中には、ツーバイフォー住宅だからと思い通りのリフォームができなかった経験はありませんか?それは、単純にツーバイフォーの知識をもった業者が少なかっただけで、リフォームができないというわけではないのです。

ツーバイフォー工法のリフォームは、正しい知識がなければ設計図を描くことができません。しかし、ツーバイフォー住宅が多い現在では、ほとんどの業者がツーバイフォー工法の知識を持っているので、思い通りのリフォームが可能となっています。

内装を部分的にリフォームすることはもちろん、大幅な間取りの変更や、2階建ての天井を吹き抜けにするといったリフォームもできます。「お部屋を広くしたい」「放感のある玄関にしたい」など、あなたの理想とする住宅に仕上げることができるので、リフォームを考えている方は、リフォーム業者にあなたが理想とするイメージを伝えてみましょう。

 

ツーバイフォー工法のメリット・デメリット

ツーバイフォー

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ツーバイフォー工法についてご紹介させて頂きましたが、これによってどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?ここでは、ツーバイフォー工法によるメリット・デメリットについてご紹介していきます。

 

メリット

ツーバイフォー工法には3つのメリットがあります。

 耐震性に強い
 断熱効果がある
 施工期間が短い

ツーバイフォー工法は、壁や床が建物を支える面構造になっているため、地震や台風による揺れに強いと言われています。例えば、箱が家だとして柱を使った軸組工法の場合、建物を支えている面積が小さいため、大きな揺れに耐えられません。しかし、ツーバイフォー工法なら、箱の面全てが建物を支えているので、大きな揺れも耐えることができるんです。

さらに、ツーバイフォー工法は壁や床にできる隙間が少ないので、高い断熱効果が期待できます。冬は外からの寒い空気を室内に入れず、夏は室内の快適な温度を一定に保つことができるので、節電効果も期待できるでしょう。

ツーバイフォー工法は、2インチ×4インチの規格化された建材を使用し、天井・壁・床などを面同士で組み合わせる建築工法です。さまざまな建築工法の中でも簡単で素早く完成させることができるので、施工期間が短いというのもメリットの1つとなっています。

 

デメリット

ツーバイフォー工法のデメリットは、リフォームをするときにできることが限られているということです。壁をなくしてお部屋を広くする、特殊な構造の住宅など、建物を支えている面部分に手を加えるリフォームは難しいでしょう。リフォーム内容によるデメリットなので、業者に相談しつつ十分に話し合って、納得できるリフォームを行いましょう。

また、断熱性がメリットのツーバイフォー工法ですが、屋内外の温度差が激しくなると結露ができてしまいます。そのため、ジメジメとした室内にカビやダニを発生させてしまう可能性があるので、結露の発生や湿気の対策が必要になるでしょう。

 

ツーバイフォー住宅のリフォーム費用相場

ツーバイフォー

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ツーバイフォー工法を使った住宅をリフォームする場合、どれくらいの費用が必要になるのかが気になるところですよね?どんなリフォームでも同じですが、どこをどれくらいの範囲でリフォームするかによって費用相場が変わります。

 

 リビング:約150~200万円
 キッチン:約120~150万円
 浴室:約130~150万円
 トイレ:約20~90万円
 フルリフォーム:約1,100~1,500万円

 

これらはツーバイフォー住宅のリフォームにかかる費用相場です。みなさんがよく知る建築工法とは異なるため、安い費用でリフォームすることは難しいでしょう。納得できる費用でリフォームをするのであれば、リフォームをする場所を明確にしておきましょう。また施工に使われる建材選びや施工方法など、業者とよく話し合うことで、予算にあったリフォームが行えるでしょう。

相場よりも格安でリフォームを行っている業者もあります。しかし、リフォーム業者の中には営利目的で営業しているところもあるので、失敗しないためにも、契約内容や施工内容をしっかりと確認しておきましょう。

 

リフォームをするときの注意点

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ツーバイフォー住宅のリフォームには、4の注意点があります。「リフォームに失敗したくない」「できるだけ予算内でリフォームがしたい」という方は、これからご紹介する注意点を参考にして、満足できるリフォームを行ってください。

 

信頼できる業者選び

リフォーム業者の中には、営利目的で営業しているところがあります。特に、「格安でリフォームしますよ」と業者に言われたときには注意が必要です。リフォーム費用は安くても、後々さまざまな場所で問題が出たというケースは少なくありません。

リフォーム業者に依頼するときは、どのような方法でリフォームをするのか、契約内容はどのようになっているのかを必ず確認しておきましょう。安いからにはそれなりの理由があるはずなので、費用で選ぶのではなく、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

 

リフォーム時の防水対策

ツーバイフォー住宅のリフォームでは、湿気に弱いえぞ松やもみを合わせた木材を使用しています。そのため、悪天候の中でリフォームをする場合、雨に濡れてしまい木材が沿ってしまうことがあります。特にフルリフォームをされる場合は、屋根の施工前に雨が降ってしまうと大変なことになるので、防水対策が必須です。

天気予報を確認していても、突然天候が変わることもあるでしょう。業者にリフォームを依頼する場合は、契約内容や施工方法だけでなく、天候が悪いときの防水対策についても確認しておくことをおすすめします。

 

間仕切りの変更ができないことがある

リフォームをされる方のなかには、お部屋を広くしたいと考える方が多いのではないでしょうか?しかし、ツーバイフォー住宅では間仕切りの変更ができないことがあるので、リフォーム業者とよく話し合うことが大切です。

いろんな業者に依頼しても間仕切りの変更が難しいと言われたときは、施工技術の高い業者に依頼してみると良いでしょう。高い技術を持った業者であれば、間仕切りの変更が可能になり、お部屋を広くリフォームできる場合があります。納得できるリフォームを考えるのであれば、費用ではなく技術の高い業者に依頼してみてはいかがでしょうか?

 

ハウスメーカーへの依頼は費用が高くなる

ツーバイフォー住宅に住んでいる方の多くは、家の建築を依頼したハウスメーカーにリフォームを依頼する方が多いです。しかし、できるだけ低い予算でリフォームを考えるなら、ハウスメーカーへの依頼はおすすめできません。

というのも、ハウスメーカーのリフォーム費用は、相場よりも高くなることがほとんどです。また、ハウスメーカーは主に新築の施工を行っているため、あなたの考えるリフォーム内容に対応できないこともあります。できるだけ安く、理想のリフォームを行うのであれば、ハウスメーカーではなくリフォーム業者への依頼をおすすめします。

 

理想とするお部屋にリフォームしよう

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最近ではツーバーフォー工法の知識を持ったリフォーム業者が多いので、思い通りのリフォームができるようになっています。しかし、リフォーム内容によっては施工が難しいという場合があるので、施工技術の高い業者を選ぶと良いでしょう。また、ツーバイフォー住宅のリフォームにはいくつかの注意点があるので、リフォームを検討している方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。



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