流し台を新しくしたい!リフォームにかかる費用や期間をご紹介
食器や野菜を洗う「流し台」は古いタイプを使っている家庭も多く、「腰がしんどい!」「デザインが古くて使いにくい!」と悩みがちです。思い切って、明るく快適な流し台にリフォームしませんか?
キッチンの種類によって、流し台のリフォームにかける費用も違ってきます。流し台の種類や素材、事例をご紹介します!
1、そもそも流し台って?どこまでリフォームできるの?
1-1、流し台とは
流し台とは水を流したりするために、排水溝がついた水槽の台のことをいいます。昔は木製でしたが、今はステンレスやホーローなどがあります。(シンクと呼ぶこともあります)
最近のキッチンは流しの下に収納スペースのある台を置くことがほとんどですので、シンクと収納が1つになったものを「流し台」と呼んでいます。
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1-2、あなたのキッチンは?種類で流し台のリフォームが変わる
キッチンの種類は主に以下の2つに分けられます。シンクのみリフォームできることもあれば、流し台全体をリフォームすることもあります。
・新しい「システムキッチン」で流し台をリフォームする場合
マンションでも戸建てでも、最近はシステムキッチンが主流になっています。流し台やコンロを組み合わせて、「ワークトップ」と呼ばれる天板で1つになったタイプです。
システムキッチンはシンク部分と天板が一緒になっているものと、シンクだけ別ではめ込んでいるタイプがあります。天板からシンクを取り外せる場合は、「シンクのみ」のリフォームができて一番費用が抑えられます。
・旧型の「セクショナルキッチン」なら流し台ごとリフォーム
独立したコンロが横に置いてあるタイプで、築年数の古い家に多いです。シンクだけの交換はできず、流し台ごと入れ替えるリフォームとなります。
コンロや調理台とデザインを揃えてあることが多いので、流し台だけリフォームすると違和感が生まれます。そのため、流し台をはじめコンロなどキッチン周りを大幅にリフォームする可能性が高く、費用もその分上がります。
2、費用は?期間は?流し台リフォームの基本知識
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2-1、流し台リフォームの費用相場
・シンクだけリフォーム:約7万円~
・流し台だけをリフォームできる場合…工事費と合わせると約10万円~
・システムキッチン全体をリフォーム…50万円~200万円ほど
先ほどご紹介したように、既存のキッチンが流し台を取り外せるタイプのシステムキッチンの場合、費用を一番安く抑えられます。ただ、サイズが合わず特注となった場合は高額になる可能性もあります。
流し台が一体になっていれば天板全体を取り替えてリフォームしますので、10万円以上は見積もっておいたほうがいいでしょう。
古いセクショナルキッチンであれば流し台以外も総入れ替えになることが多いので、50万円以上見積もっておいたほうがいいでしょう。「ついでにクロスや床材も変更したい!」となれば、さらにリフォーム費用は上がります。しっかりリフォームにお金をかけた分、流し台をはじめキッチン全体が見違えるように新しくなりますよ!
2-2、流し台リフォームにかかる期間
流し台をはじめ、リフォームは範囲や内容によって期間にかなりばらつきがあります。流し台の入れ替えだけなら1日~2日で終わることもありますが、リフォーム業者によっては4日かかることもあります。
ついでにクロスや床材、コンロの入れ替えとなるとリフォーム期間はさらに長くなります。見積もりを取るときに、リフォーム業者に期間を確認するようにしましょう。
3、どんな流し台にリフォームしたい?種類や高さを決める
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「汚れがつきにくい流し台がいい!」「身長にあった流し台にリフォームしたい」など、せっかくのリフォームですから自分が気に入った流し台にリフォームしたいものです。おすすめの素材や高さをご紹介します
3-1、ピカピカのシンクにリフォーム!人気の素材3選
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・流し台といえばこれ!定番の「ステンレス」
昔から流し台に使われていた素材のステンレスは、熱や摩擦に強く、ある程度の柔らかさがあり食器や食品に優しいというメリットがあります。
ただ、デザインによっては「古い」と感じることもあります。錆びがつくので、空き缶やクリップの取り扱いに注意が必要というデメリットもあります。
・海外らしいキッチンが欲しいなら「ホーロー」
日本ではステンレスや人工大理石に比べてシェア率が低いですが、海外ではスタンダードな素材です。釉(うわぐすり)を高温で焼いて作っており、熱に強く傷がつきにくいので「お手入れしやすい」メリットがあります。
ただひび割れなどで釉がはがれると腐食しやすかったり、日本では取り扱いメーカーが少なかったりといったデメリットがあります。
・一気に現代風の流し台になる「人工大理石」
昔はステンレス製が主流でしたが、今は人工大理石の流し台が多くなっています。大理石は使っておらず、熱に強い樹脂を使っています。量産できるのでコストを抑えやすく、汚れが溜まりやすい「つなぎ目」がないためお手入れしやすいというメリットがあります。
ただ小さい傷はつきやすく、経年劣化しやすいといったデメリットがあります。
・オーダーで作る方法もある
「オリジナルのおしゃれなデザインの流し台にリフォームしたい」というときは、オーダーで作ってもらう方法もありますよ!デザインの相談にも乗ってくれるリフォーム業者に相談してみましょう。
3-2、流し台の「高さ」が合えばもっと快適になる
腰をかがめてお米を研いだり洗い物をしたり、「腰がしんどい!」となることはありませんか?せっかくリフォームするなら、高さも自分に合った流し台を選びましょう。体がずっと楽になりますよ。流し台の高さは、身長をもとに以下の計算式で計算できます。
身長÷2+2.5=自分に合った流し台の高さ
つまり身長が160センチの場合、「82.5センチ」がピッタリの流し台の高さとなります。
160÷2+2.5=82.5
ミリ単位で合わせられるのはオーダーの流し台だけですが、JIS規格では、80センチ、85センチ、90センチ、95センチという4種類があります。身長が160センチの場合、80センチか85センチの流し台がおすすめです。
4、施工はプロにお任せ!水道管は勝手に触ると危険
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「頑張ってDIYしたら、好きな流し台を安くリフォームできる!」と思いがちですが、ちょっと待ってください。流し台の入れ替え程度ならDIYできるかもしれませんが、自分ではできない部分もあります。
4-1、水道管やガス管の取り扱いは気軽にできない
リフォームによって流し台の位置を動かす場合、排水管を延長する必要があります。自分のキッチンといえど、排水の延長工事は業者にお願いしなければいけません。また、リフォームによってガスコンロにも手を加える場合、ガスコンロの取り外しや取り付けには「ガス可とう管接続工事監督者」という専門の資格が必要です。
万が一故障となれば修繕費用が発生し、思わぬ高額出費となる可能性もあります。無理をせず、業者にお願いしましょう。
4-2、複数の業者に見積もりを取る
「流し台をリフォームしよう!」と決めたら、まずは複数の業者に見積もりを取りましょう。キッチンの大きさも家によって異なりますから、現地調査をしっかり行ってくれるリフォーム業者がおすすめです。
また、保証期間が長くアフターサービスがしっかりしているか、担当者はついてくれるのか、デザイン力や施工力があるかなど、金額以外にもしっかりチェックしましょう。
5、【事例】流し台を含めてキッチンを大幅リフォーム!
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こちらのリフォーム事例は、旧型のセクショナルキッチンをシステムキッチンに交換しています。流し台はステンレス製でピカピカになりました。親戚や家族があつまる、明るく快適な対面キッチンになっています。
こちらのリフォーム事例の詳細は、こちらをご覧ください。