リフォーム箇所別の費用相場と工期を解説!!予算に合わせたリフォームを!
現在住んでいるお家のリフォームを検討しているとき、予算や工事にかかる期間は重要な懸念材料でしょう。
希望のリフォーム内容の費用が予算内に収まるか気になりますし、工期が思ったより長引けば、普段の生活にも支障が生まれてしまいます。
そこでこの記事では、リフォームする箇所別にかかる費用の相場と、それぞれの工期を紹介します。
これからリフォームを検討している方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
リフォームとは家の改修作業のこと
リフォームとは、築年数が経って設備の壊れてしまった部分や老朽化した部分の修復をすることを指します。
また、賃貸マンションの原状回復としてリフォームすることもあります。
リフォームと聞いて、家の内装を改修することを想像する方も多いですが、屋根や外壁もリフォームのひとつです。
ほかにも、耐震強度を高めるような工事もリフォームとして考えられています。
ただ、どのようなリフォームを取り扱っているかは、リフォーム業者によって異なります。
リフォームをする3つのメリット
リフォームすることでのメリットを紹介します。
1.住みやすく改善できる
リフォームでは、今住んでいる家の状態を保ったまま老朽化を改修することになります。
そのため、住み慣れた家に、これから先も住み続けることができるのが最大のメリットといえるでしょう。
リフォームすることで、設備が老朽化して不便だった場所や、汚れてしまった場所を綺麗にできるので、住みやすさは改善されます。
リノベーションと異なり、家の雰囲気が完全に変わるということはありませんから、思い入れのあるお家で今まで通りの生活が可能です。
2.工期が短く予算が抑えられる
まリフォームはリノベーションより工期が短いという特徴もあります。
予算もその分抑えることができますので、できるだけ早く工事を終わらせたい、予算がないという方にもおすすめです。
3.場所によっては1日で終わるため仮住まいが不要
リフォームの箇所によっては、1日で工事が終わるものもあります。
また工期が短く、場所ごとに分けての工事ができるため、仮住まいを用意する必要がないのもメリットといえるでしょう。
リフォーム箇所別の費用相場と工期を紹介!
リフォームする箇所別にかかる費用の相場と、工期の目安を解説します。
1.キッチンのリフォーム
すでにあるキッチンを新しいものに交換するリフォーム費用の相場は、70万円程度で工期は2日程度かかるのが一般的です。
これには旧キッチンの解体と処分・キッチン床の下地補修・給排水工事・新しいキッチンの設置と調整などが含まれています。
これ以外の工事が必要な場合は、別途費用がかかる場合があるので注意しましょう。
またシステムキッチンのグレードによって、工事費用は前後する可能性があります。
この費用と工期の目安は、もともとあったキッチンを撤去し、同じ位置に同じ向きのキッチンを設置した場合のものです。
最近は、L字型のキッチンやアイランドキッチンなども人気です。
このようなタイプのキッチンを設置するリフォームの場合は、まず既存の空間自体を変更する必要があります。
大きくキッチンの形状を変えれば、それだけ費用もかかりますので、まずはリフォーム業者に相談してみましょう。
間取りの変更が必要なキッチンのリフォームでは、工期が2~3週間かかることもあります。
2.浴室リフォーム
浴室のリフォームの場合、タイルで作られた浴室からシステムバスに交換するケースと、システムバスからシステムバスに交換する2つのケースがあります。
タイル風呂からシステムバスへの交換の場合、費用の相場は設備を含めて150万円程度で、工期は7日が目安です。
この料金には旧浴室の解体と処分・システムバスへの交換・水道設備・間仕切壁補修工事などが含まれています。
浴室に使用されている建材に腐食がある場合や、コンクリートの高さ調整が必要な場合は、別途費用がかかります。
タイル風呂からシステムバスへの交換で、コンクリートの基礎工事が必要な場合、季節によってコンクリートの乾燥に時間がかかる場合がありますので、工期をリフォーム業者としっかり確認するようにしてください。
また、老朽化したシステムバスから新しいシステムバスへ交換するリフォームの場合、費用相場は100万円前後、工期目安は5日ほどかかります。
この場合でも建材に腐食があったり、コンクリートの高さに不具合があったりすれば別途費用がかかります。
大規模な浴室リフォーム以外には、システムバスだけを交換するリフォームも可能です。
例えば、浴槽のみを交換するリフォームは、1日で完了します。
また、床・壁・天井・浴槽を交換するシステムバス全体のリフォームの目安は約4日です。
全体を取り替える必要がない場合は、どのようなリフォームが必要なのかを考えたうえで、業者に相談してみましょう。
3.洗面所やトイレのリフォーム
洗面台を交換し、洗面所や脱衣所のリフレッシュ工事を行う場合の費用相場は30万円で、工期の目安は2日になります。
これに含まれるのは、洗面化粧台・洗濯給水・洗濯排水などの設備と、洗面化粧台交換・洗濯排水栓交換・処分・水道設備・内装工事などの基本工事です。
洗面所が広い場合は費用も工期も前後しますので、まずは確認するようにしてください。また電気工事が必要な場合は、別途費用がかかります。
トイレ交換と内装のリフレッシュ工事を行う場合の費用相場は30万円で、工期の目安は2日です。
この費用に含まれるのは、便器・ペーパーホルダー・タオルリングなどの設備と、便器交換・処分・水道設備・内装工事などの基本工事です。トイレ内に手洗器がある場合や、電気工事が必要になる場合は別途費用が必要です。
トイレ内に手洗器がある場合や、電気工事が必要になる場合は別途費用と日数がかかります。
4.内装のリフォーム
内装のリフォームとして代表的なものは、クロスだけを張替えるものや、クロスや床材をリフォームするものがあります。
クロスのみを張り替える場合にかかる費用の相場は、10帖あたり10万円前後で、工期の目安は1日です。
この費用に含まれているのは、壁・天井などのクロス張替え工事に伴う材料と張替え工事になります。
エアコンやコンセント、スイッチプレートがあり、照明設備の交換などが必要な場合は別途費用がかかりますので注意してください。
クロスを張り替える際に家具を移動したり、既存の設備を外す必要がある場合も別途費用がかかります。
クロス張替えだけでなくクロス・床材をリフォームする内装リフレッシュ工事の場合の費用相場は200万円で、工期の目安は14日間です。
この費用に含まれているのは、フローリング重ね張り・クロス張替え工事とそれに伴う材料と付随する工事になります。
床材をアップグレードしたい場合は、1帖あたり約1万5,000円が別途かかりますので、まずリフォーム業者と相談してください。
この場合もエアコンなどがあれば別途費用がかかりますし、家具の移動や設備の脱着にも別途で費用がかかります。
まずは業者に家の中を見てもらって見積りを出してもらいましょう。
5.外壁のリフォーム
外壁や屋根を塗り替えるリフォームの場合、費用相場は150万円で工期は14日程度です。
塗装に使う塗料のグレードや、外壁の総面積によって費用は前後するので気をつけましょう。
外壁塗装の工期目安は1〜4週間ですが、季節や天候によって塗料が乾くまでの時間が異なります。
外壁塗装に適した季節を選んでリフォームすることで、工期が長くなるのを避けることができます。
外壁を塗り替えるリフォームと屋根を葺き替えるリフォームを同時に行うと、足場を組むのが1度で済みます。
この場合にかかる費用相場は250万円で、工期は同じく14日程度です。
工事の費用に含まれるのは、既存外壁・屋根材撤去・処分・下地調整・役物板金・外壁貼り・リシン吹付・ルーフィング・屋根葺き・破風交換・雨樋交換などの基本工事です。
6.そのほかの箇所のリフォーム
そのほか代表的なリフォーム箇所の費用相場と工期を説明します。
玄関ドアを交換するリフォームの場合は、費用相場が30万円前後で工期目安は1日です。
玄関ドアのリフォームは玄関ドアのサイズや種類によって値段が大きく変わります。
またこの費用相場は、既存の玄関ドア枠を使用した場合の相場です。
枠のサイズを変更する場合には別途費用がかかります。
玄関のタイルや木部などの修復が必要になる場合も、別途費用がかかりますので注意しましょう。
次に、押入れからクローゼットへの変更リフォームです。
この場合の費用相場は30万円前後で、工期の目安は1日程度になります。
複数の押入れをリフォームしたい場合は、費用はもちろん工期も異なりますから、まずはリフォーム業者に相談してみましょう。
最後にエコキュートの新規設置費用です。
エコキュートとは空気熱を利用してお湯を沸かすシステムです。
エコキュートの新規設置にかかる費用相場は100万円で、工期の目安は2日となっています。
この工事に含まれるのは、エコキュート本体と給湯器交換・水道設備工事の基本工事です。
まずはリフォーム業者に相談してみよう
今回紹介したリフォームの費用相場と工期はあくまで目安です。
家や設備の現状や、どのようにリフォームしたいかによって費用も工期も大きく変わる場合があります。
まずは予算を考えて、今回紹介した目安をもとにどこをリフォームしたいのか決めていきましょう。
そのうえでリフォーム業者に相談し、工事内容の詳細やリフォームにかかる費用の見積りを出してもらうことをおすすめします。
※リフォームやリノベーションの費用は施工する地域によって異なるため、
本記事で紹介した金額はあくまでも目安としてお考えください。