トイレの床リフォーム徹底まとめ!張替え相場や床材選びのポイントは?
あなたのお家のトイレは、どんな床に仕上がっていますか?ゆったりと快適に使えるトイレは、今と違う床材に切り替えるだけでも、大きく印象が変わります。毎日使うトイレだからこそ、他の人とは違ったこだわりを見せたいところですよね。
しかし、トイレは水や汚れが付きやすいので、耐久性以外の機能性にもこだわらなければなりません。意外と悩んでしまいがちなトイレの床リフォーム、今回は張替え相場や床材選びのポイントをまとめてみました!あなたのトイレを思い通りに仕上げるために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
トイレの床材選びのポイントは?
トイレの床材は、水はねやアンモニア、さらには洗剤がかかる環境も考えて選んでください。特に重視すべきポイントは、以下の4点です。
水・アンモニア・洗剤に強い
耐用年数が長い
掃除やメンテナンスが楽
防臭性がある
数多くある床材の中でも、「タイル」「クッションフロア」「フローリング」が良く使用されています。
タイル | クッションフロア | フローリング | |
耐水性・防汚性 | ◎ | ◎ | ○ |
耐臭性・防臭性 | ◎ | ○ | △ |
耐用年数 | ◎ | ◎ | ○ |
メンテナンス | ◎ | ○ | △ |
バリエーション | △ | ◎ | ○ |
コスト | × | ◎ | ○ |
費用相場一覧
タイル:1畳あたり約4~12万円、2~3畳あたり約8~20万円
クッションフロア:1畳あたり約2~4万円、2~3畳あたり約2.5~5万円
フローリング:1畳あたり約3~6万円、2~3畳あたり約5~7万円
どれも上記のポイントをすべてクリアしていますが、特に人気があるのはクッションフロア。機能性や実用性が高いだけでなく、バリエーションが幅広いです。さらに、格安費用で張替えできるため、非常にコスパに優れています。
実用性・高級感にあふれるタイル
https://refopedia.jp/tankless-toilet
耐水性や耐久性に優れていて、非常に実用的な床材のタイル。公共施設で良く使われており、高級感のあるデザインに仕上げられることが特徴です。雑菌分解機能で防臭性の高いセラミックタイル、臭いや汚れをこびりつかせない機能性を持ったタイルなど、バリエーションが増えてきています。
しかし、非常に価格が高いため、一般家庭では優先的に導入されるものではありません。さらに、タイルを導入する場合、床材のみの変更は難しいです。そのため、タイル張りにするためには、一度便器を交換するケースが多いです。ムダな費用を抑えるためには、便器の交換と合わせてリフォームするとお得ですね!
また、機能性に優れているタイルは、濡れたモップでサッと拭くだけで掃除が済みます。掃除やメンテナンスに時間を取られることがないので、実用的に使いたい方にもおすすめ。高額費用になりがちですが、リフォーム予算を多く取っているなら、実用性重視でタイルを選んでみてください。
コストパフォーマンスバツグンなクッションフロア
https://refopedia.jp/toilet_reform
さまざまな使い道ができる上に、費用まで安いコスパに優れたクッションフロア。ビニール製で作られているため、水拭きやちょっとした拭き掃除でメンテナンス可能です。値段がかなり安いため、トイレの床リフォームにぴったりな床材でしょう。
もちろん手軽に使えるだけでなく、水や汚れにも強く、耐久性も申し分ありません。また、遮音性能に優れたタイプ、床面のキズを防ぐタイプなど、機能性も充実しています。トイレの床材の中でも、クッションフロアほど使いやすいものはありません。バリエーションも豊富なので、自宅のトイレを自由にカスタマイズしたい方におすすめです。
温かみのあるトイレを作るフローリング
https://refopedia.jp/toilet_reform
木材で作られているフローリングは、ナチュラルに温かみのあるトイレを演出してくれます。機能性や実用性を重視するというより、デザイン重視の方におすすめできる床材です。トイレ用に開発されたフローリングなら、多少の機能性を持たせられるでしょう。
ただし、基本的にフローリングは水に弱く、アンモニアや洗剤によって、変形・変色してしまいます。もちろん腐食してしまう可能性もあるので、衛生的に良くありません。さらに、表面に汚れが付きにくいタイプでも、継ぎ目の汚れや水分に弱いことがデメリット。異臭や悪臭の原因にもなるため、トイレを快適に使いたい方は選ばない方が良いでしょう。
それでもフローリングを使いたいという方は、継ぎ目の溝に水が染み込まないタイプ、溝加工がされていないタイプを選んでみてください。
トイレの床リフォームの注意点まとめ
https://refopedia.jp/toilet_reform
さて、使いやすい床材を選んだら、トイレの床全体のリフォームを考えていきましょう。意識するべきポイントとしては、「床の高さ」「排水口」の2点です。しっかりとポイントを抑えて、快適に使えるトイレを作ってみてください。
トイレの床の高さは十分に確認しておこう
内開きドアのトイレをリフォームするときは、床の高さに気をつけなければいけません。いつも開閉できていたのに、スリッパが引っかかってしまう…なんてことは良くあるケースです。せっかくトイレを快適に使えるよう段差を作ったのに、ドアが引っ掛かるなんて嫌ですよね。
トイレは段差を分けることで、便器と手洗い場所が分けられて、メリハリが付けやすくなります。さらに、どちらの水はねも付きにくくなり、トイレを衛生的に使えるようになるでしょう。
特にお年寄りが住んでいるご家庭なら、なおさら段差には気をつけてください。あまり高低差を作っていないつもりでも、うっかりつまずいて転んでしまう可能性があります。
そんなトラブルを起こさないためには、事前に床の高さを考えなければいけません。内開きのドアを閉めるときに、何も障害にならないような高さにするべきでしょう。さらに、そもそも危ない段差になっていないか考えて、高低差を作らないことも視野に入れておきましょう。
排水口の取り付けには要注意
トイレの床材をタイルにするときは、そのまま水を流せるように排水口を設置することは多いです。定期的にしっかりと掃除を行う場合、トイレを清潔に保てるため、非常に使いやすいでしょう。モップを使わずに水を流すだけでも、ある程度清潔な状態をキープできます。
しかし、排水口を設置しているのに、掃除を行わないご家庭は注意してください。排水口は常に水を溜めることで、下水からの臭いを防いでいます。掃除を面倒くさがって水を流さないままにしていると、封水が干上がってしまい、悪臭を放つ原因になります。
定期的に掃除していても、髪の毛やホコリをそのまま流していると、排水口が詰まる原因になるでしょう。久しぶりに掃除をしてみたら、水が全然流れない!なんてケースも良くあります。トイレの近くに部屋があるお家なら、お部屋に臭いが染み付くこともあるでしょう。
もちろん排水口を設置していれば、水漏れした場合の浸水防止効果には期待できます。そのため、掃除の仕方や異臭が起きるリスクも考えた上で、排水溝を設置してください。
リフォームでトイレの床を快適にしよう!
あなたのお家のトイレを快適にするなら、床も考えた上でリフォームしなければいけません。便器や壁のリフォームも大切ですが、床材を変えるだけで印象は大きく変わります。床材によって、コストや実用性は大きく変わるので、それぞれの床材の特徴を知っておきましょう。
その中でも、特におすすめできる床材はフローリングです。フローリングなら、低コストで十分な機能性を持っていて、かなりのコスパを発揮してくれるでしょう。幅広いバリエーションがあるため、自分好みのデザインを作れることもポイントです。
床材の選び方やトイレの床リフォームの注意点を押さえれば、あなたのトイレを思い通りに仕上げることができます。快適なトイレが作れるように、トイレの床リフォームを行ってみてください。