施工事例：仙台市　住み継がれる家 CASE NO.034

住宅設備機器や玄関ドア、換気扇などの設備関係は最新のものに交換しつつ、既存本来の持つ内装の風合いを損なわないようお施主様と打合わせを重ねて作り上げました。
大々的な解体は行わず、既存の造作建具も切詰めを行うなどして最大限生かせるよう工夫を凝らしています。1階の床全面には吹付断熱を施し、LDKには大容量のエアコンを設置することで断熱性能の不安を補い、居住性能のUPを図りました。
お施主様の地産地消に貢献したいという想いは、床材の一部に宮城県産のナラ材を使用することで実現しました。家具に関しては、LDKが広いということを踏まえて既製品ではなくオーダーメイドでこの空間にぴったりの物を作成しています。さらに、ご夫婦そろって音楽も好きということで、既存の暖炉の煙突跡を利用して天井付けのスピーカーも設置しました。
前居住者のこだわりと想いの詰まった空間に、これから住まわれるお施主様の好きな空間を重ねてミックスさせました。