押入れが変わる!クローゼットへのリフォームの方法、種類と費用を分かりやすく解説
みなさんの自宅には長年使用されていない押入れなどのスペースはありませんか?
以前は布団などの収納に利用していた押入れも、ベッドなどを使用することにより布団の収納もほとんどなくなり、空きスペースや不用品の収納の場になってしまっている方も多いはずです。
「有効活用をしたいけど、押入れだと使い勝手がよくない」このような理由で押入れとして使われていないのであれば、この際に押入れをリフォームしてみるのはいかがでしょうか?
押入れは私たちが考えている以上に利用価値のあるスペースです。
リフォームのなかで一番簡単にできるのがクローゼットです。
便利な収納スペースを得るためにぴったりなクローゼットのリフォームポイントについて紹介します。
押入れのリフォーム?方法の種類とは?
奥行があってさまざまなものを収納するのに便利な押入れですが、収納するものが多くなると奥に入れたものが取りにくくなるのが押入れです。
奥にあるものを取るために押入れの荷物を全部出してしまう、などという経験はありませんか?
収納スペースを有効活用するのであれば、便利で使いやすいクローゼットへのリフォームがおすすめです。
クローゼットへのリフォームされる場合に人気なのがこちらの3種類になります。
- クローゼット
- 簡易クローゼット
- ウォークインクローゼット
これらは人気の高い押入れからのリフォーム方法ですが、どのような違いがあるのか解説していきます。
クローゼットへのリフォーム
クローゼットの一般的なリフォームを行う場合には
- ふすまを扉へ取り換える
- 内部の棚を撤去
- ハンガーパイプの設置
が必要になります。
押入れのリフォームとしてはよく使われるリフォーム内容で、シンプルで使いやすくなっています。
押入れからクローゼットへのリフォームといえばこの形をイメージされる人がほとんどではないでしょうか?
子どもの成長などに合わせて子供部屋の押入れをクローゼットにする場合に利用されることが多く、扉を取り換えるので洋風な部屋に雰囲気を変えることが可能です。
洋風な部屋を作りたい時にはこちらの利用をおすすめします。
簡易クローゼットにリフォーム
押入れの中棚を取り除き、そのままハンガーパイプや突っ張り棒などを設置していく方法が、簡易クローゼットのリフォーム方法です。
外見は今までの押入れの状態ですが、中棚を取り除いた状態なのでクローゼットと同じように使用することが可能になっています。
扉なども作り変えることはありませんので、短時間でリフォームが終わることもメリットであり人気の理由となっています。
コスト面でも通常のクローゼットリフォームなどに比べて安く抑えることができ、簡単な作業内容なのでDIYで自作できることも魅力の一つとなります。
自分でDIYをして簡易クローゼットを作る場合、棚を撤去・設置することで完了となり、襖の枠はそのままにしておきます。突っ張り棒とカーテンを使って目隠しすることによって簡単な自作クローゼットが作れるでしょう。ちょっとした箱を置いてあげるだけでも、収納スペースが作れますので、挑戦してみてはいかがでしょうか?
ウォークインクローゼットにリフォーム
押入れのみならず部屋も一緒にリフォームしてウォークインクローゼットを作ってしまうのもおすすめです。
空き部屋があり、多くの物をまとめて収納を行う場合には検討してみると良いかもしれません。
ウォークインクローゼットならば家中の収納スペースをまとめることも可能となり、家全体をスッキリとすることが可能になります。
ウォークインクローゼットはキレイに物が収納できるのが特徴で、押入れに使わないものを押し込んでいるなどという人にはおすすめです。
ウォークインクローゼットはその名の通り、収納スペースの他に歩き回るスペースが必要になるので、収納スペースがイメージしているよりも少ないということもあります。
そして他のクローゼットへのリフォームよりも費用が高くなってしまうので注意が必要です。
収納スペースとしての利用価値はありますので、お部屋の空きと予算に問題がない場合には検討してみるのも良いでしょう。
押入れへのリフォームはいくらかかる?
リフォームを行う場合に人気の3種類を紹介しましたが、実際にリフォームを行う場合にはどのくらいの費用が掛かるのでしょうか?
仙台で業者を利用した場合の一般的な価格は以下の通りです。
- クローゼット:約10~20万円
- 簡易クローゼット:約2~6万円
- ウォークインクローゼット:約20~50万円
基本的には上記金額でリフォームが行えますが、押入れの広さ・状態によって価格は変わります。
あくまで仙台での費用相場になるので、業者ごとに違いがあることを覚えておきましょう。
クローゼットや簡易クローゼットの場合、業者によっての差は大きくありませんがウォークインクローゼットは費用が大きく上下するので注意が必要です。
理由としては押入れだけでなく部屋もリフォームすることになるので大規模なリフォームとなり部屋の状態や使用する材質・リフォームする部屋の広さによって金額が大きく変わってきます。
必要以上に費用が嵩まないように、不必要な棚などの設置の確認をリフォーム業者と行うことが必要になるでしょう。
基本的なリフォーム以外にも追加として
- 壁紙追加:約2~5万円
- 棚の設置:約4~5万円
- 棚・仕切りの追加:約6~12万円
これらの作業を追加することで費用が上乗せとなります。
機能性がある個別リフォームを行う場合には、上記の価格が費用の相場となります。
壁紙などは壁紙の種類によって金額に大きな差があり、壁の状態によっては補強も必要になるかもしれないので棚の設置や仕切りの費用も変わるでしょう。
金額が適正か知りたいときには、複数の業者に依頼して価格をチェックすることも大切です。
クローゼットの扉にはどのような種類があるの?
押入れリフォームでクローゼットに扉を取り付ける場合には、扉選びがとても重要になります。
使いやすいクローゼットを作りのためにも、特徴知り自分が一番使いやすい扉を選ぶようにしましょう。
- 折れ戸
- 引き戸
- 開き戸
一般的なクローゼットの扉として使われる3種類を紹介しますので、特徴を把握してください。
折れ戸
折れ戸とは開ける際に扉が折り畳みできる扉のことです。
扉自体は蝶番で連結されており、クローゼットには多い形になります。
開閉した際に収納しているものが一目で確認できるので、衣類などの種類が多い人には便利です。
引き戸と違い扉で衣類が隠れてしまうこともありません。
折れ戸にしてしまうと、扉の開閉部分に物を置けない、逆にスムーズに扉を開けることができなくなるということもありますので注意が必要です。
扉の近くに家具を置く予定がある場合には、別の扉のタイプも検討してみるようにしましょう。
引き戸
引き戸は横方向に扉をスライドさせて開閉する扉になります。
一般的には溝やレールの上を滑らせるタイプがほとんどになりますが、レールのない上吊り式というタイプもあります。
押入れの溝などを利用することも可能で、クローゼットの側に家具を置く必要があってもぶつかるなという問題も発生しません。
狭いスペースの押入れにクローゼットをリフォームする場合には引き戸をおすすめします。
引き戸の注意点として、激しくぶつかると壊れてしまう可能性や、建て付けが悪くなると引き戸の開閉がしにくくなることもあります。
引き戸は開けやすいので子供部屋で子どもが乱暴に扱ってしまうことも考えられるので、子供部屋にはあまりおすすめはしません。
開き戸
左右どちらかを軸に室内側に弧を描くように開閉する扉が開き戸になります。
玄関・部屋・トイレなどの扉に多く使われているタイプです。
スタイリッシュな部屋にすることが可能ですが、押入れをクローゼットにリフォームする場合にはあまりメリットがないのでおすすめしません。
一間以下の押入れをクローゼットにする場合には両開き扉を使用する方がより部屋を広く使えるので、ぜひ検討してみてください。
ウォークインクローゼットの場合には部屋全体を使用するので、以前からの開き扉をそのまま利用することもできます。
壁紙はどのようなものが使える?
収納スペースとなるクローゼットなので、湿気やカビに注意することが必要になります。
カラーリングやデザインなどで選ぶことよりも、湿度の調節ができる「吸放湿性壁紙」、空気の通りを良くする「通気性壁紙」、天然素材で作られた「珪藻土壁紙」などを使用することで湿気やカビなどを防ぐことが可能となります。
防臭効果のある壁紙もあるのでお部屋の用途に合わせた壁紙を使用してください。
お部屋のイメージと合わない押入れ・利用価値を高めたいと感じている場合には、リフォームをすることで使い勝手の良いクローゼットが作れます。
理想の収納を作るために、押入れをリフォームしてみてはいかがでしょうか?
クローゼットのリフォームによくある質問
Qクローゼットのリフォームはどのくらいの費用がかかりますか?
A通常で約10~20万円、簡易クローゼットで2~6万円、ウォークインクローゼットでは20~50万円が相場となっています。
Qクローゼットの奥行はどのくらいあれば良いでしょうか?
奥行きは60cmあると使いやすといわれています。