無垢材を使ったリフォームが大人気!素材の特徴やメリットをご紹介します!
リフォームで使用される素材として非常に人気が高い「無垢材」。天然素材を使ったリフォームなので、木の温もりを感じつつ快適な空間を作れるとして、無垢材を使用したリフォームをする人が増えてきています。
ですが、人気があるからといって特徴やメリット・デメリットを知らずにリフォームしてしまうと、後になって後悔する可能性があります。そこで、今回は無垢材を使ったリフォームの特徴やメリットなどについて詳しくご紹介していきます。リフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
無垢材とは何か?その素材の特徴は?
リフォームをされる方に大変人気の無垢材ですが、どのような素材か皆さんはご存知でしょうか?通常は加工された木材が使われますが、無垢材は100%天然の木材を使用している点が大きな特徴です。
また、調べたところ無垢材は天然素材であるだけでなく、他にも2つの特徴があることがわかりました。ここでは、無垢材の特徴について、一つひとつ詳しくご紹介していきます。リフォームで天然素材を使いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
機能性に優れ、触り心地が良い天然木を使用している
無垢材は通常の木材よりも機能性が高く、梅雨の季節には湿気を吸収し、断熱効果を発揮するのが特徴です。エアコンの除湿機能を使わなくても快適な空気に変えてくれるため、梅雨の時期でも心地よく過ごせます。
また、断熱効果により冬は暖かく、夏は涼しく室内温度を維持できるため、電気代の節約にもつながるのは大きなメリットです。
仕上げの選び方次第で、お部屋の雰囲気に合わせることができる
無垢材はフローリングのリフォームで非常に人気のある素材で、仕上げの方法によってお部屋の雰囲気に合わせることができます。仕上げには2種類あり「自然塗装」と「ウレタン塗装」があります。
天然素材を最大限に活かしたいなら、天然成分から作られたワックスを使う「自然塗装」がおすすめです。フローリングだけでなく、室内の他の無垢材にも統一感を持たせたい場合は、こちらの仕上げが適しています。
フローリングのみに無垢材を使用し、表面の耐久性を高めたい場合は「ウレタン塗装」がおすすめです。この塗装により、汚れや傷に強くなり、フローリングの表面に光沢を加えることができますよ。
無垢材を使用したリフォームのメリットは?
無垢材の特徴はご理解いただけたと思いますが、リフォームに使うメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?自分にとってメリットがなければリフォームの意味がなく、無垢材でなくても良い場合があるかもしれません。
そこで、ここでは無垢材を使ったリフォームのメリットについて、4つの主要なポイントをまとめました。満足のいくリフォームを実現するために、これからご紹介するポイントを一つひとつ確認していきましょう。
気温の変化に合わせて快適な生活空間を作れる
上記でもご紹介した通り、無垢材には断熱効果があるため、気温の変動に合わせた快適な生活空間が作れるというメリットがあります。一般的な木材で作られた部屋では、季節ごとに室内温度が大きく変動するため、エアコンや暖房器具が必要になります。
ですが、無垢材ならエアコンや暖房器具を使わなくても程よい温度をキープすることができます。電気代の節約にもつながるため、月々の光熱費を少しでも抑えたい方におすすめです。
無垢材が室内の空気を清潔に保ってくれる
天然素材の無垢材は、一般的なリフォーム用木材とは異なり、呼吸する特性があり、室内の空気を循環させます。つまり、空気清浄機のように室内の空気を清潔に保ち、健康を維持する助けになります。
化学物質を使った建材によって引き起こされる「シックハウス症候群」が、近年社会的な問題となっています。このような建材は高機能ですが、健康を重視する方でリフォームを考えているのであれば、無垢材の方がよりおすすめといえます。
天然素材だからこそ修復が可能
一般的な木材は単一の木から作られているわけではなく、ベニヤ板を重ねてその上から厚みの薄い天然素材を接着剤で貼り付けた構造になっています。そのため、傷や汚れがひどくなった場合は、建材を交換してリフォームを行うことになります。
一方、無垢材は単一の木材から作られているため、交換せずに表面を削ることで修復が可能です。そのため、メンテナンスが簡単に行えるというメリットがあります。
年月が経つにつれてヴィンテージ風の雰囲気に仕上がる
天然素材であるため、年月が経つにつれて木の風合いが変わり、徐々に深みが増していく建材です。古くなるにつれてヴィンテージ感が増すので、おしゃれな空間にしたい方におすすめです。「人と違ったお部屋をつくりたい」という方は、ぜひ無垢材を使ってリフォームを行ってみてください。
無垢材を使用したリフォームのデメリットは?
どれほど人気があり、優れたものであっても、必ずデメリットは存在します。そのため、無垢材を使ったリフォームを考える際には、メリットだけでなくデメリットも把握しておくことが重要です。
ここでは、無垢材を使ったリフォームのデメリットについて、4つの主要なポイントをまとめました。「無垢材にこだわらなければよかった」と後悔しないためにも、ぜひ参考にしてリフォームに役立ててください。
一般的な木材と比べると、リフォーム費用が高くなる
無垢材は1本の木から1本の建材を作るため、必要となる木もそれだけ多くなりますし、切り出しや乾燥などの仕上げにも手間がかかります。その結果、他の木材よりも費用が高くなってしまいます。リフォームの予算を抑えたいと考えている方には、あまり適していない建材かもしれません。
膨張や収縮が起こりやすく、水まわりには適していない
天然素材である無垢材は加工されていないことから、室内の湿気によって膨張や収縮が起こりやすいというデメリットがあります。さらに、湿気に弱いという特性は水にも弱いことを意味するため、水まわりのリフォームには適していない建材です。
やわらかい建材のため、キズ・凹みがつきやすい
無垢材は他の木材に比べてやわらかい建材なので、テーブルやイスの足はもちろん、重量のある家具によってキズや凹みがつきやすくなります。このため、カーペットやラグを敷かずに家具を直接置くと、無垢材が傷みやすくなってしまいます。
遮音機能がないため、マンションでの使用には適さない
天然だからこその機能を持っている無垢材ですが、他の建材に比べて遮音性が低いため、マンションでのフローリングリフォームには適していません。生活音が下階に響いてしまうため、実質的に使用が難しいと言えるでしょう。
無垢材を使用したリフォーム後の注意点
これまでに無垢材の特徴やリフォームに使用するメリットなどについてお伝えしてきましたが、他の建材に比べて非常に繊細な素材であることがわかりました。そのため、無垢材を使用したリフォーム後には、4つの注意点があります。ここでは、それぞれの注意点について詳しくまとめているので、順番にチェックしてみてください。
暖房器具の温風や直射日光を避ける工夫をする
無垢材は急激な温度変化に敏感で、暖房器具の温風や床暖房の熱によって収縮することがあります。また、直射日光が当たると、同様に収縮してしまう建材です。そのため、断熱シートを設置したりカーテンを閉めたりするといった工夫をすることで、無垢材を長持ちさせることができます。
フローリングに使用する際には、家具を直接置かないようにする
デメリットでもお伝えしましたが、無垢材はキズや凹みがつきやすいやわらかい素材です。そのため、フローリングのリフォームに無垢材を使用した場合は、家具を直接置かずにカーペットを敷くなどして無垢材を保護しましょう。
ペットを飼っている場合は排泄物に気をつける
無垢材は水に弱い建材なので、ペットの排泄物には特に注意が必要です。無垢材にシミができると、なかなか落とすことができません。ペットがいる部屋には無垢材を避けるか、ペットシーツを使用するなどの対策をしましょう。
無垢材を使って、おしゃれで居心地の良いお部屋を作ろう!
人気を集めている無垢材は、主にフローリングのリフォームに使われている建材です。肌触りが良く機能性が高いので、快適な空間作りを目指す方に最適ですよ!しかし、傷がつきやすく水に弱いといった欠点もあるため、リフォーム後は無垢材を保護する工夫や対策が必要です。
これからリフォームをお考えの方や、無垢材の使用を検討中の方は、ぜひこの記事を参考にして満足のいくリフォームを実現してください。