玄関のリフォームはこれを読めばOK!玄関リフォームの基本知識を知ろう！

「玄関は住まいの顔」と呼ばれるように、お家の第一印象を決める場所でもあります。玄関をパッとひと目見て、その家にどんな人が住んでいるか想像することもあるでしょう。玄関をリフォームすることで、ガラリと印象を変えることができます。

例えば、ただの一軒家であったとしても、スタイリッシュな玄関に変えるだけでお家自体もスタイリッシュな印象になります。今回は、玄関リフォームにおいて押さえるべきポイントや基本知識をまとめていきます。
ぜひあなただけのオリジナル色を出しながら、快適に住めるお家のリフォームをしてみてください。

 

1.玄関リフォームはドアの種類で印象を変える

まず、玄関ドアは、開き戸と引き戸の2種類があります。それぞれの特徴を把握しておくことで、こだわりのドアを選べるようになるでしょう。

 

1-1.玄関ドアリフォーム：開き戸の種類別特徴を知ろう

開き戸には、「片開き戸」・「両開き戸」・「袖付き開き戸」・「親子ドア」の4種類があります。

リフォーム「開き戸」の種類01：片開き戸

片開き戸はシンプルな一枚のドアですが、デザインや種類のバリエーションが豊富にあるため、自由にアレンジが出来ることが特徴。どんな素材とも合わせやすいので、万能に使える開き戸といえます。

リフォーム「開き戸」の種類02：両開き戸

左右2枚の扉を開ける両開き戸。入り口部分が大きく作れるため、ゆとりがあり高級感のある印象を与えることが出来ます。ただし、スペースを大きく取ってしまうことには注意しましょう。

リフォーム「開き戸」の種類03：袖付き開き戸

ドアの片側・両側に袖が付いた袖付き開き戸は、郵便受けの設置や、採光などに細かい機能性を持つことが魅力の一つです。

リフォーム「開き戸」の種類04：親子ドア

普段使う親扉と袖部分の子扉で作られた親子ドア。必要なときに大きなスペースが用意できるので、大きな荷物を購入したときでも、お家に運ぶことが簡単になります。

同じ開き戸でも、それぞれ印象や使い方が変わってくるため、あなたに合うタイプを探してみてください。

 

1-2.玄関ドアリフォーム：引き戸の種類別特徴

和風テイストな玄関に仕上げられる引き戸。引き戸はスペースを邪魔することなく広く取ることが出来ます。ただし、その分ドアは薄い作りになるため、気密性や断熱性がないことに注意しましょう。それぞれの特徴をしっかりと確認した上で、引き戸を選んでみてください。

 

引き戸は「引違い戸」「片開き戸」の2種類があります。

リフォーム「引き戸」の種類01：引き違い戸

昔からある2枚の引き戸をスライドして開けるタイプの引き戸を、「引き違い戸」と呼びます。

リフォーム「引き戸」の種類02：片開き戸

「片開き戸」は、左右一枚のドアだけをスライドさせるタイプです。和風・洋風にかかわらずどちらのテイストにも使えるため、デザイン性が広がります。

 

1-3.玄関リフォーム　ドアの素材は、金属製と木製の2種類

玄関ドアを選ぶ際には、金属製と木製の2種類から選びます。金属製はアルミやステンレスタイプがあり、しっかりとした丈夫なドアが作れます。風や雨に負けることもなく、快適に使えることがメリットです。デザイン性にも優れているので、非常に使いやすいタイプと言えます。

木製は天然木を使用したナチュラルなテイストが人気の高いドアです。木製だと断熱性が高く、温かみのある玄関になります。ただし、雨や風でダメージを受けることもあるので、定期的なメンテナンスが必要です。デザインや素材感だけではなく、機能性もイメージしながら玄関ドアを選んでみてください。

 

2.玄関リフォームのポイントとは？

玄関をリフォームするときには、「収納」・「ドア」・「内装」・「明るさ」に重点を置いて行いましょう。デザイン性や機能性にこだわることで、自慢の玄関が作れるはずです。細かい部分を意識しながら、あなたの理想的な玄関にリフォームしていきましょう。

最新の玄関リフォームの事例を使いながら、それぞれ解説していきます！

 

2-1.利便性を追求するならリフォーム時に玄関収納にもこだわる

玄関は靴だけでなく、傘置きや掃除道具を設置するので、狭く感じてしまいがちです。物が乱雑しているより、すっきり片付いている方が素敵ですよね。例えば、そのまま靴を並べておくよりも靴箱に収納するだけで、キレイに整っている印象の玄関になります。

収納を効率的に考えるなら、出来るだけ天井に近い高さの収納を設置しましょう。縦のスペースが有効活用できるため、同じ横幅でも収納力が大きくアップします。また、壁面収納を利用することで省スペースで使いやすい玄関になります。ちょっぴり空いたスペースには、アイキャッチとなるペンダントライトや花や絵を飾ることで、こなれ感のある玄関が出来るでしょう。

近年ではデザイン性の高い収納グッズが増えており、インテリアとしても最適な収納ができるようになりました。例えば、棚のような収納を設置すれば、スペースが確保できてすっきり片付くようになります。収納と玄関のスペースを明確に分け、おしゃれでかつ実用的な玄関にリフォームしましょう。

お家全体の印象は、種類や材質によって大きく変わります。

 

2-2.家の雰囲気を左右する玄関ドア

玄関のデザインを決めるのはやはりドアです。カラーリングは外壁と合わせて決めるのがベストです。シンプルですが統一感が出るため、無難に選びやすいでしょう。しかし、せっかくあなたのオリジナル色を出すなら、差し色のようなカラーリングを選んでみましょう。

例えば、真っ白な外壁のお家なら、緑や青の玄関ドアにするとおしゃれな印象になりますよね。あえて外壁とドアで木材と金属を混ぜて使用するのも、個性的なデザインに仕上がります。和風だから引き戸、洋風だから金属製と決めつけて選択するのではなく、自由なアイデアで考えていかなければなりません。

また、機能性を大事にして選ぶなら、気密性や断熱性を生かした素材にするのもおすすめです。細かい部分を意識しながら、ドアを選んでみましょう。

 

2-3.玄関の内装リフォームは使いやすさを重視

外側からしか見えない玄関のドアと異なり、内装はお家の中を見せる最初の顔になります。極端な話ですが、外側はデザイン重視の作りにしていても、玄関を開けたらボロボロのお家だった…そんな残念な印象は与えたくないですよね。もちろんデザインに限らず、使いやすさも重要なポイントになってきます。

基本的に玄関は土間、框（かまち）、床と繋がる形になりますが、できるなら玄関から床までのステップがあればスムーズにお部屋の中に入れます。例えば、コンクリート仕上げになった土間など耐水性のある床であれば掃除が楽にできるでしょう。土間はほこりや土で汚れてしまいますし、雨水も溜まってしまいがちです。

掃除がしやすくなることで、いつでもキレイな状態の玄関をキープすることができます。また、濡らすことを考えると、すべりにくい床にしておく必要があります。リフォームをする際、できる限り安全性の高い玄関にしておけば、みんなが安心して使える玄関になるでしょう。

 

2-4.明るい玄関で清潔なお家作りを

十分な明るさを取り入れることで、気分が上がりやすい玄関になります。太陽が入りにくい場合、リフォームで解決出来るように考えなければなりません。例えば、玄関横の日差しが入る窓を作る、またはガラス製のドアにすることで明るい玄関を作ることが出来ます。

細かい部分にアクセントを付けるだけでも、玄関の印象を大きく変えることができます。暗いままだと何だか気分まで落ちてしまうもの。楽しい毎日を過ごすためにも、リフォームをするときはぜひ明るい玄関を心がけてみてください。

 

3.玄関リフォームは、デザインと機能性に重点を置こう

玄関をリフォームするときには、おしゃれな仕上がりにしたいか、快適にしたいかを考えましょう。もちろん外壁や内装とも合わせなければいけない分、あなたにぴったり合ったデザインを選ぶのは難しいかもしれません。単純にデザインだけで選んでしまうと、使い勝手が悪くなってしまう場合もあることに注意してください。ただし、使いやすさだけを重視してしまうと、ありきたりな玄関になることもあるでしょう。リフォームをする際細かい種類や素材を選ぶことにより、あなただけのとっておきの玄関を作ってみてください。