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床の間は思った以上に利用価値がある!リフォーム方法を解説

ご自宅に長年利用されてない床の間のある和室等はありませんか?昔は来客などをお迎えする際には床の間のある和室に通してお待ちいただくことが当たり前でしたが、今はリビングでお迎えする機会の方が多いはずです。和室の利用頻度も少なくなり、和室ではなく洋室の方が使いやすいと感じているかもしれません。

「床の間をうまく使えていない」とお悩みであれば、ぜひリフォームすることをおすすめします。リフォームをすることによって、思ったように使えなかった床の間の有効活用が可能になります。床の間の雰囲気はそのままに、機能的なスペースにする方法についてご紹介します。

 

リフォームをするのであれば、床の間を使うことで和モダンな雰囲気にもできる!

床の間がある和室をリフォームする場合に考える必要があるのが、床の間のある和室を生かしてリフォームをするのか、新たに洋室へと変えるのかということです。せっかくの床の間を生かしたリフォームをするのであれば、和室を残しつつ洋風なテイストを取り入れる「和モダン」等が良いでしょう。現在の日本家屋は洋室がほとんどの間取りで、和室があっても1室くらいというのがほとんどです。周りの部屋の雰囲気に合わせるのであれば和モダンがぴったりです。

いざ、和モダンな部屋にする際に「和モダンとはどのようなもの」と思われるかもしれません。和モダンな部屋にするためには2つの要素があり、1つは色味(いろみ)、もう1つは床柱の存在です。日本家屋は茶色(木の色)・緑(新しい畳など)・白(またはベージュ・漆喰や壁紙)などの落ち着いた色が中心になるので、和モダンにするためにはこのような色を使うようにしましょう。

そして床柱ですが、床柱とは床の間の壁に沿って取り付けられている飾り柱のことです。床柱があるだけでちょっと古い印象を与えてしまいますので、取り外すことで印象が変わります。柱なので取り外すことに抵抗を感じるかもしれませんが、飾りの柱なので家の構造に問題を与えることはありません。取り外してしまいましょう。和モダンな部屋は他の部屋との一体感を与え、オシャレな部屋へと印象を変えてくれるはずです。

 

一般的な床の間のリフォーム費用

いざリフォームをしようと考えた時に、気になるのが費用ではないでしょうか?リフォームは費用が高いというイメージを持たれている方も多いかもしれません。リフォーム業者・お住まいの地域によっても費用の相場は変わりますが、宇都宮周辺の場合であれば40万円ほどの費用が相場とされています。これは床の間に限らず、和室のリフォームであればこのくらいの費用はかかってしまうと覚えておきましょう。

主な内訳は、障子・畳・襖の交換です。これに加えて床の間の床を変えたりすることや、これまでの和室と異なる形にリフォームをする場合にはさらに費用がかかります。部屋の壁・床を解体して一から作り直すような大掛かりなリフォームとなれば、100万円を超えるようなこともあるかもしれません。

必要以上に費用はかけたくないと思っているかもしれませんが、リフォームを行うのであれば、最低限畳や障子の交換は行うべきです。日常的に使用している障子や畳は老朽化等で傷みやすい場所であり、実際に傷んでいる可能性が高い場所なので、せっかくリフォームを行うのであれば交換をしてキレイな仕上がりにしたいものです。

 

収納スペースへの活用が一番簡単

和室全体のリフォームは大がかりすぎるし、もっと活用ができるものへリフォームをしたい、と思われる場合は収納スペースへの活用はいかがでしょうか?床の間のサイズは半間か一間(90・180cm×90cm)が平均的なサイズとされています。このくらいのサイズがあれば、収納スペースとしては十分なサイズです。床の間は他の場所に比べて高くなっているので、収納スペースとしてメリハリがつけやすくリフォームがしやすくなっています。

床の間の隣は襖や押入れとなっていることが多いので、もう少しスペースを増やしたいと考える場合には、押入れも一緒にリフォームすることも可能です。さらに広い収納スペースが必要な場合には、ウォークインクローゼットとして部屋全体を収納にリフォームしてしまうこともおすすめです。和室が空き部屋になっている、収納を一か所にまとめたい、と考えている場合には検討してみてください。

 

一般的な収納スペースへのリフォーム費用

収納スペースとして床の間をリフォームする場合の費用相場は、大きさ、和室のままでのリフォームなのか、洋室に変えて収納スペースも作るのか、によって費用が変わってきます。和室のままで良いのであればそれほど費用がかからず、10万円もあればリフォームができます。洋室へのリフォームや押入れも収納スペースにする場合は金額が高くなり、50万円以上は必要になります。フローリング・天井・壁の張り替えで30万円、収納スペースにするために作り替える費用が20万円ほどです。

部屋全体をウォークインクローゼットにする場合は、これ以外にも扉の取り換え等の費用も加算されます。詳細についてはリフォーム業者へ確認してみることをおすすめします。

 

書斎スペースとして床の間をリフォームする

ご紹介した2つのリフォームは、床の間をリフォームする場合に特に選ばれているものですが、それ以外で活用したい場合には書斎等を作ってみてはいかがでしょうか?自分のための空間を持つことに憧れを持つ人も多いでしょう。リモートワークをする方などは仕事に集中できる環境が欲しいと感じているかもしれません。

床の間の一般的なサイズは一間(180×90cm)なのでちょっと狭さを感じるかもしれませんが、書斎としては十分な環境です。

 

一般的な書斎スペースへのリフォーム費用

床の間を書斎にリフォームする場合には、最低本棚とカウンターがあれば簡易リフォームができて費用も5万円ほどで済みます。多少補強を行った場合でも10万円あれば十分なリフォームは可能です。本格的な書斎を求めるのであれば30万円ほどは必要となりますが、壁紙の張り替えや質の良いカウンターや間接照明を設置することができます。

仕事をするためにも利用したい、と思われる場合には配線も必要になるかもしれませんが、部屋にあるコンセントが近い場合には配線工事も不要です。コンセント等を設置したい場合には地元のリフォーム業者等に相談をしてみると良いでしょう。

和モダンに仕上げたい場合には、簾などを間仕切りとして使用するのも良いでしょう。夏は適度に風を通してくれますのでリラックス空間となるでしょう。

 

床の間のスペースはリフォームで活かそう!

床の間のスペースを有効活用するための方法についてご紹介しました。

現在の生活様式では使う機会がない床の間のスペースを有効活用するためには、リフォームをして自分が一番使いやすいようにしてしまうことが一番です。狭いスペースに思われがちですが、リフォームしてみると思った以上に広いことに気づくはずです。気になる場合はぜひ地元のリフォーム業者へ相談してみましょう。宇都宮周辺にはたくさんのリフォーム業者がありますので、今回ご紹介した用途以外の使い方等を提案してくれるかもしれません。

安くはない出費ですが、後々の利用価値を思えば高くはないはずですし、費用についてもご相談いただければ様々な方法を提案することもできます。利用価値のあるスペースなので、是非リフォームをお考え下さい。

 

床の間リフォームに関するよくある質問

Q. 床の間の壁がざらざらしているのですが、これもリフォームできますか?

ざらざらしていて、触ると落ちてくる壁は「砂壁」ではないかと思われます。古い造りの家等では砂壁や塗り壁(聚楽壁・珪藻土)が使われている場合が多いです。老朽化してくると剥がれ落ちやすくなるので、掃除等が大変かもしれません。どのような壁でもリフォームは可能ですので、リフォーム業者に相談して剥がれ落ちにくい壁紙に変えることをおすすめします。

Q. 床の間の大きさを教えてください

床の間のサイズはおおよそで半間(はんげん)90×90cm・一間(いっけん)180×90cmが一般的なサイズになります。部屋によってはそれ以上のものもあるかもしれませんが、大抵はこの2つのサイズになります。自分の家のサイズの確認ができないと思っている方は、床の間の目の前にある畳と見比べてください。畳の半分ほどであれば半間、畳と同サイズであれば一間のサイズになります。

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